サンテティエンヌ対インテル戦はドロー

ドドが先制しサールが同点弾。ネッラズーリはELグループF組で首位をキープ

サンテティエンヌ発‐予選通過の日は近づきつつある。ドニプロがドローとなれば、ネッラズーリにとって今シーズンのヨーロッパリーグの予選を無事に通過する安全な道が見えてくる。インテルはスタッド・ジェフロワ=ギシャールの満場のスタジアムで勝利を手にしたい欲望むき出しの対戦相手に試合をスタートさせた。

試合が始まって2分が経ったところネッラズーリにチャンスが訪れる。コヴァチッチからのクロスからエムバイエが反応し、シュートを放つ。それから数分後、インテルはデビューしたばかりのボナッツォーリのシュートで再び攻撃。U21イタリア代表チームから招集を受けたボナッツォーリはサイドから駆け込み左足でクズマノヴィッチへボールが流れる。クズマノヴィッチのシュートは相手GKに阻まれる。

ネッラズーリは明らかに支配的な立場にいた。サンテティエンヌに圧力をかけ続け、ボールを回し続けるペースを保つ。前半9分クズマノヴィッチがパラシオへパスを回す。パラシオの放ったシュートはサーるに阻まれ、GKリュフィエがセーブするもインテルはペナルティエリア近辺でのバックパスでダイレクトシュートが狙える位置でフリーキックを獲得。キッカーはドド。彼の放った強烈なシュートはディフェンスラインに阻まれる。

サンテティエンヌは前半の戦いにおいて戦いの主導権を得るチャンスがなかなかやってこなかった。一方ネッラズーリは相手の隙に入り込み攻撃の手を緩めない。クズマノヴィッチがロングレンジから狙ったシュートをGKリュフィエめがけ放つが、フランスのディフェンスが反応し何とかディフェンスラインまで後退。

エムバイエからのクロスボールがパラシオへ渡り、これをヘディングし、リュフィエが上手く反応するもボールは跳ね返り、こぼれ球をドドが押し込みインテルが先制に成功した。サンテティエンヌは茫然とそれを眺め、ネッラズーリは先制に成功し相手の鼻を明かした。

ハーフタイム終了後の後半の出だしでサンテティエンヌは巻き返しを図る。後半が始まって5分後には同点弾を決める。アモアからのコーナーキックにサールが反応。ペナルティエリア内の入ったボールを押し込みボールはカリーソの脇を抜けた。

サンテティエンヌが選手交代をし、インテルも続いて選手交代を続けて行う。ボナッツォーリ、コヴァチッチ、クズマノヴィッチらに替わり、オビ、オスヴァルド、パラッツィが投入された。試合は戦術的な流れとなり、苛立ったタバヌがオビに対してファールを犯しイエローカードが出された。

75分にはグラデルがロングレンジからシュートを放つもカリーソがこれをセーブ。サンテティエンヌは先日を駆使し多くのチャンスを掴むも追加点を入れるには至らない。

85分にはファン・ヴォルフスウィンケルが放った強烈な‐シュートをカリーソがファインセーブ。

このまま両チームのゴールがないまま試合は終了。ネッラズーリは厳しい戦いの中ポイントを追加。今月終わりにスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァでドニプロを迎えての戦いまでヨーロッパリーググループステージ突破のゴールデンゲート入りはお預けとなった。

サンテティエンヌ 1-1 インテル
得点:33'ドド, 50'サール

サンテティエンヌ: 16 リュフィエ; 24 ペラン, 26 サール, 19 ポグバ; 2 テオフィル=カトリーヌ, 18 ルモワーヌ, 6 クレマン, 27 タバヌ; 21 アムマ(後半23'13 ウォルフスウィンケル), 9 エルディンチ(後半11'28 ディオマンデ), 7 グラデル
控え: 30 ムーラン, 11 モロ, 13 ウォルフスウィンケル, 20 ブリソン, 22 モネ=パケ, 23 バイス, 28 ディオマンデ
監督: クリストフ・ガルティエ

インテル: 30 カリーソ; 6 アンドレオッリ, 15 ヴィディッチ, 5 フアン・ジェズス; 25 エムバイエ, 17 クズマノヴィッチ(後半38'96 パラッツィ), 18 メデル, 10 コヴァチッチ(後半29'7 オスヴァルド), 22 ドド; 8 パラシオ, 97 ボナッツォーリ(後半21'20 オビ)
控え: 1 ハンダノヴィッチ, 7 オスヴァルド, 9 イカルディ, 20 オビ, 23 ラノッキア, 54 ドンコール, 96 パラッツィ
監督: ワルテル・マッツァーリ

主審: ビンチッチ 
副審: プラプロトニク, クランチニク
第4審判: コバチッチ
追加副審: メルティク, ドレクニク


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