ノーラン・シェルドン氏:”インテルアカデミーは我々が目標とする基準点だ。”

D.Cユナイテッドのディレクターがインテル・チャンネルに語る。“サマデン氏、ベリンザーギ氏と共に過ごした時間は貴重な体験だった。お互いに影響を与えることは非常に価値のあることだ。”

ミラノ発-D.Cユナイテッドディレクターのノーラン・シェルドン氏がインテルユースチームの活動視察でミラノで最後の数日間を過ごした。彼はインテルチャンネルを通して彼が経験してきた内容を語った。

インテルアカデミーを通して見てきた内容で一番重要なことは何でしょうか?

“私が思うにインテルアカデミーの内側を視察することができたことは何よりも貴重な体験。プレシーズンのひと時を共に過ごせるチャンスに恵まれた。監督とのミーティングやチームが活動している内容を見ることができたことは本当に非常に価値のあるものだった。またディレクターのロベルト・サマデン氏との会合やU-15監督のステファノ・ベリンザーギ氏と意見交換し合う場を設ける機会に恵まれたことも、かけがえのない価値あることだった。”

かつてアメリカではサッカーはプロスポーツとして見なされなかった経緯があります。どのような変化があったのでしょうか?

“多くの面で変化があったと思う。アメリカやサッカー界では“プロ”として見なされ、試合でもレベルの向上が見られていると認識されつつある。ご存じのように育成には時間がかかる。選手やサッカー文化を育むためには何世代も試合をこなしていく事が重要になってくる。我和の国はまだご存じのようにインフラ整備やリソースがユース育成において活用され始めたばかりの為まだサッカーの発展途上のスタートラインに立ったばかり。特にメジャーリーグサッカーだけについて言えば、10年以上前に設立された時よりも明らかに着々と進化してきている。我々は他の国よりも明らかに登録されたサッカー選手を有している、だからこそ選手らはそこにいる。DCユナイテッドに関していつも話すことは、選手らに一矢報いるためにも一生懸命にサッカー普及活動に励み、多くの選手たちにチャンスを与える事だ。”

選手たちに指導することで一番重要なことは何ですか?

“我々は様々な分野に集中して取り組んでいる。我々は選手達には年齢相応の良いテクニカルスキルの基礎があることをしっかりと認識してもらいたい。選手らの成熟度にもよるが、我々は試合での戦術的な要素をどんどん教えて行きたい。チームワークと規律が如何に重要かを理解してもらうため、選手たちの能力を上手く引き出すことに一生懸命に取り組んでいる。アメリカ人としての特徴は我々の文化の中に深く染み込んでいる。そして我々の持つ特徴をプレースタイルの中にしっかりと表していきたいと思っている。”

コーチングの期間を通して分かったイタリアとアメリカの主な違いは何でしょうか?

“ここイタリアのコーチは年を追って経験を重ねた経験を持つ卓越したレベルの監督だ。我々はMLSアカデミーでの経験は10年にも満たない。なので最大の違いは監督の持つ経験の差だと思う。次にセッションごとにチームの組み合わのスタイルが違うという事、編成チームが選手らにどう影響するかと言う事。私が思うに、我々が取り組もうとしていることに非常に近い考え方だ。イタリアの監督はしっかりとした経験値を持っているし、何よりも先見の眼を持っている。明らかに我々アメリカの選手達を如何にして改善させていくかという目標、我々のコーチングレベルを押し上げるヒントにもつながる。だからこそ我々はここにいるのだ。”


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