[アッピアーノ・ジェンティーレ] “Sky Sport 24”のインタビューに応じたエルナネスは、古巣相手のラツィオ戦でのゴールを始めとして様々なテーマについて語った。
「あらかじめ、もし得点した場合は喜びを表に出さないことに決めていたのです。古巣チームに対するリスペクトの意味だったのですが、何せ“メアッツァ”での初ゴールでしたし、歓喜の表現をこらえるのは難しかったですよ。僕とチームにとって重要なゴールで、サネッティの引退セレモニーに向けても雰囲気を盛り上げる効果があるものでしたからね。サネッティ? 40歳になっても常に全力で練習に励んで、いつだって好調を保つのは驚きです。フィジカル/メンタル両面でこれだけのコンディションを保つために、どれだけの努力が必要かと思うと脱帽ですね。セレモニーでファンが、クラブが、誰もがキャプテンに最高の愛情と尊敬を示すのを見たことは、僕のやる気とモチベーションをさらに高める効果がありました」
「インテルに入団した時、僕は大きな目標を設定するのではなくてハードワークすることに集中したいと言いました。そうすれば、必ず結果が出ると確信していたのです。現に、僕は懸命に練習に打ち込んで常に向上することを心がけていますが、すでに大きな成果がありました。サン・シーロで初ゴールを決めることができたし、ワールドカップに招集されたのです。思っていた通り、努力の結果が出てきているのです。これからもチームと一体で集中していきたいと思います」
ラツィオ戦キックオフ前にヴァルテル・マッザーリ監督が一部のファンからブーイングを受けたことについて聞かれたエルナネスは、こう述べた。「サッカーではよくあることですが、すぐに結果を出さないとブーイングされる羽目になってしまうんですよね。チームに何か欠けていた試合でブーイングされるのはあっても仕方ないです。しかし、この特殊なシーズンで監督が出した結果はそう簡単に得られるものではなかったと思いますよ。彼は来シーズンに向けて適切な指揮官かって? 間違いなくそうです。僕は彼の下でやり続けることが本当に願いですね。インテルに多くのものをもたらすことができる監督です」
「ワールドカップ招集ですか? とてつもなく嬉しいことですよ。僕の人生の目標のひとつとして、今回のこのチームのメンバーに入りたいというのがあったので、本当に幸せです。ブラジル選手にとって、ブラジルでのワールドカップでブラジル代表の一員としてプレーするのはこの上ないことですからね。カカーが外れたことについて? 僕がサッカーゲームで遊んでいた頃、彼はすでにカンピオーネでした。僕は彼のことを『モンスター』と呼んでいたくらいですよ。僕にとっては、彼はいつまでも偉大な選手です。メンバーから外れたことは驚きではなかったですよ。スコラーリ監督は少しずつこのチームを作り上げていって、これまでの選択の流れに沿って最終メンバーを決めたのだと思います」
ブラジル代表の初戦はマテオ・コヴァチッチを擁するクロアチアとの試合になるが、これについてエルナネスはこうコメントした。「彼は偉大な選手ですよ。今絶好調ですし、その才能を発揮しています。優勝候補? ブラジル、アルゼンチン、ドイツでしょうかね。ほかにもいますよ。いずれにせよ、僕はどんなチームにも恐怖を抱いていません。誰もをリスペクトすることを教えられましたが、恐れを感じる相手はいませんね。サプライズとなるチームとしては、チリとクロアチアを挙げます。あ、クロアチアに関しては我々相手に活躍して欲しくないですけどね(笑)。ブラジルは国としてワールドカップへの準備はできているのかって? そうだと思いますよ。50年以上前にもワールドカップを開催していることですし、今回はもっと良いに決まっています。とにかく、全世界にとって素晴らしいワールドカップになることが願いですね」
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