「イタリア、イギリス、フランス、スペインはサッカー大国。それぞれの国にあるクラブにとってチャンピンズリーグへの出場は非常に重要なことだ。(CL出場する)この機会は目を見張る高いレベルへとチームを押し上げてくれるチャンスを与えてくれる。」とトヒル会長はWorldFootballのインタビューに語った。
「それと同時にウクライナやアゼルバイジャンといった他の国々に関心を持つことが大事だ。というのもそれらの国々がヨーロッパリーグでの戦いに登場してきているからだ。ヨーロッパリーグは今や数多くのチームが参加しつつある。なぜチャンピオンズリーグにはそれ(参加チームを増やすこと)ができないんだろうか?」と会長はBBCのインタビュアーに疑問を投げかけた。
では会長はチャンピオンズリーグに出場するチームの数を増やすべきだと考えているのですね?
「なぜそうしないのかが分からない。イタリアではリーグトップの2つのチームが直接予選を通過し、3回の予選を経てプレーオフ進出が決まる。イングランドのように同じチーム数にしてみてはどうだろうか?イタリアは偉大なサッカー国だ。世界中のサッカーファンはチャンピンズリーグでビッグクラブの対決する試合を見たがっている。さらにファンはビッグクラブ対決を期待し、その需要も生み出す。サッカーは人々が観戦するだけのスポーツではない。バスケットが今や急速に成長し、アメリカンスポーツが今やヨーロッパやアジアを席巻しつつある。数か月前にはオーストラリアでドジャース戦があったし、ここロンドンでNHLを観戦してきた。」
イタリアサッカーは革新する必要があるとお考えですか?
「他のクラブやセリエAに所属するチームの会長と会合をする時には、”私は彼らに”私のことをインテルの会長ではなくファンだと考えて欲しい。”ということを伝えている。私は90年代の選手が素晴らしかったこと覚えている。けれども私の15歳にもなる子供たちもは今のセリエAの選手のことについて誰一人として知らない、でもプレミアリーグの選手のことなら知っている。セリエAはかつてはナンバーワンだった。一度ナンバーワンになれば、その座にいることで怠けてしまうののだろう。ナンバーワンの地位の座でありつつけるには絶え間なく改善を行っていくとこだ。というのも世界は変化し続けるからだ。セリエAには変革が必要だ。しかしそれにはやるべきことがたくさんある。我々はそれに取り組んでいくだろう。セリエAは将来再びナンバーワンになる。例えばだが土曜日の15時に試合が行われることがあれば、(マーケット拡大のための)大きな手助けとなる。そうすればアジアマーケットにとって好都合だ。明らかに時差に関しての問題だが。」
もう一つのインタビューCNNのインタビューに関して会長の発言をご紹介する。
「イタリアサッカーの組織、政府、クラブ、そしてレガ・セリアそれぞれがグローバル化に対してより友好的でなければならない。」
「例えばメジャーリーグサッカーに目を向ければ、そのリーグには数多くの海外投資家がいる。というのもリーグ構造とスポーツ産業構造が比較的透明性が高いからだ。ということは投資家にとってより安全だということを意味する。彼ら投資家は彼らが期待することを試合を見に来る前から分かっている。もちろんそれがセリエAでは簡単ではないことには同意する。けれども、より透明であるためにイタリアサッカーと投資家が結び付けられることは大いなる挑戦だと思う。」
トヒル会長、イタリアサッカーは、2006年のスキャンダルや八百長疑惑の捜査といった問題がありました。それにももかかわらず再び世界のサッカーリーグのトップに返り咲くことができるとお考えですか?
「もちろん可能だ。私はイタリアサッカーを信じている。私はパートナー達ににこう伝えてきた。もしまた新たなカルチョ・スキャンダルが起きればセリエAは終わると。我々は第2、第3(事件当事者)にはならない。他の問題も含め、セリエAは一丸となって問題に取り組んでいかないといけない。先ほども話したように我々はもっと世界規模でオープンでなければならない。イタリアサッカーはそのスタート地点に立っている。」会長はこう話しをまとめた。
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