UELグループステージ、ネッラズーリ手堅く勝利スタート

インテル、ダンブロージオの決勝弾で勝ち点3をゲット。

キエフ発-インテルはヨーロッパリーグ、グループステージでの戦いにしっかりとしたプレーでドニプロに対して0-1と勝利を手にした。前半は拮抗した戦いが続いたが、ダニーロ・ダンブロージオが71分のゴールで均衡を破った。選手が入り乱れたペナルティエリア内で放ったショートは絶妙なコントロールを示した。その数分前には、ドニプロのキャプテンルスラン・ロタンはグアリンに対して執拗なマークとタックルで2枚目のイエローカードをもらい退場する場面も見られた。

試合はネッラズーリのヨーロッパ・リーグでの戦いは白星スタート。試合は政治的混迷で心休まることのない緊張状態の最中、キエフの整備が行き届いていない自然の状態のグランドで行われた。キエフは、インテルが歴史的な3大会制覇の夢を見て、キックオフした場所で、UEFAチャンピオンズリーグ、グループステージでディナモ・キエフ戦で偉大な勝利を勝ち取ったところでもある。

インテルはハンダノヴィッチを守護神に、カンパニャーロ、ヴィディッチ、フアン・ジェズス、3人で3バック体制を敷いた。ダンブロージオ、ドドがウィングを務め、エムヴィラがクズマノヴィッチとエルナネスの中心に位置し、中盤を形成。グアリンはFW下に入り、イカルディが1トップで最前線を率いた。

ゲーム展開は正確な流れでスタート。インテルはボールを支配しつつ、様々な危険なフリーキックの場面を経て、均衡を破るチャンスをうかがっていた。試合の流れはドニプロが前半の流れをコントロール。相手チームは、ディフェンス・ラインにおいてほとんど上手くやりこなし均衡を破ることができない。クズマノヴィッチが才能あるドニプロの選手コノプリャーンカを押し倒し、そこでインテルの攻撃はストップ。クズマノヴィッチは1枚目のイエローカードを受けた。

クズマノヴィッチは再び36分に攻撃に参加。ダンブロージオからのクロスに合わせて飛び出すが、ボールはゴールネット上方に飛んで行く。前半はスコアレスドローで終了するも、インテルは試合の流れを支配する心意気を持ち、ペナルティ・エリア内にいたマズフのハンドが見逃されたことに対しての怒りも許す気持ちでいた。

後半戦は前半同様の流れでスタート。全体的にインテルが試合をコントロールしつつ、ドニプロが、インテルの隙を狙う展開。54分にはダンブロージオが前線のネッラズーリに絶好のチャンスをもたらす。けれどもGKボイコがダンブロージオのシュートをファインセーブし、近くに潜んでいたイカルディのシュートもセーブ。

数分後にはコノプリャーンカがハンダノヴィッチの左側を狙ったシュートで彼を打ち負かしたかのように見えた瞬間があった。マッツァーリ監督は賭けに出て、オスヴァルドをクズマノヴィッチから替え、ネッラズーリは勝機を窺う。

ドニプロサイドは、ロタンがグアリンを倒し試合で2枚目のイエローカードを受け、10人となる。それが試合の流れを変える決定的なターニングポイントとなる。それが後の71分のゴールだ。

グアリンから受けたパスでダンブロージオが決定打を放つ。ペナルティエリア内にいたダンブロージオはグアリンのボールを拾い上げ、GKボイコのそばをすり抜けシュートし、ボールがネットを揺らした。ネッラズーリの優勢を決定付けたそのゴールが90分間の戦いを決めた。

ジョナタンは77分にエルナネスに代わり出場。インテルは得点後も試合の残り時間をゆっくりと追加点をうかがう展開を見せた。アディショナルタイムが3分追加され、試合終了のホイッスルで勝利は確実となった。ネッラズーリは、同日行われたカラバフとサンテ・エティエンヌの試合がスコアレスドローに終わったことにより、グループステージF組において今のところトップとなった。

サッスオーロを打ち負かした日から、このヨーロッパリーグの戦いは重要な試合となった。 ネッラズーリは18日の夜まで対戦するチームとの戦いではしっかりと上手くプレーしてきた。ネッラズーリはホーム戦で12試合中10勝を挙げ、アウェーでは2引き分け。

次のヨーロッパリーグの戦いはスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァにて10月2日アゼルバイジャンのカラバフとの対戦カードが組まれている。その対戦までネッラズーリは気を引き締めてセリエAの戦いにおいて勝利を築き上げるために全力で努力していかなければならない。

ドニプロvインテル0-1

得点:ダンブロージオ71

 

インテル: 1 ハンダノヴィッチ; 14 カンパニャーロ, 15 ヴィディッチ, 5 フアン・ジェズス; 33 ダンブロージオ, 88 エルナネス(ジョナタン77’), 90 エムヴィラ, 17 クズヴァノビッチ(オスヴァルド62’), 22 ドド; 13 グアリン; 9 イカルディ.
控え(出場なし): 30 カリーソ,  6 アンドレオッリ,  8 パラシオ, 20 オビ, 23 ラノッキア.
監督: マッツァーリ.

ドニプロ: 71 ボイコ; 44 フェデツキー, 23 ドグラス, 3 マズフ, 17 ストリニッチ; 29 ロタン, 4 クラフチェンコ( シャコフ67’、ルチケビッチ74’); 7 カンカバ, 20 ブルーノ・ガマ, 10 コノプリャンカ; 18 ゾズリャ( カリニッチ79’).
控え(出場なし): 14 チェベリャチコ, 16 ラシュトゥーフカ,  89 ポリティロ, 90 ミフノフ.
監督: マルケビッチ.

主審: フェリクス・ツヴァイヤー.
副審: ヘンシェル, アッハミュラー.
予備審判:ダンケルト、ジーベルト
第4審判: ウィレンボルグ

イエロー:ストリニッチ、ロタン、ゾズリャ、クズマノヴィッチ、ロタン
レッド:ロタン

 


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