ピエロ・アウジーリョ:”完璧にバランスの取れた攻撃陣”

ラジオ・アッピアーノでのスポーツディレクター、ピエロアウジーリョのインタビュー内容

ミラノ発-移籍市場が閉まり、獲得した選手たちを活用する番。ネッラズーリ、スポーツディレクターのピエロ・アウジーリョはインテルチャンネルのロベルト・スカルピーニのインタビューに答えた。”ガイドラインを遵守しチャンスは与えられたと思う。”と切り出す。”目標は数値目標内でいること。それが完全に守られていることが条件。我々は支払う金額を減らしてきた。今では支払総額で7000万ユーロ。チームの平均年齢は25.6歳。前年に比べ2.5歳もチームは若くなっている。”

特定の選手についての質問について”コヴァチッチとイカルディは売り物ではなかった。我々は移籍枠でヴィディッチの獲得に動いた。そのチャンスは2014年1月にやってきた。そしてそのチャンスを逃すまいとした。ドド、メデル、エムヴィラそしてオスヴァルドはクラブの現在と未来において重要な選手たちだ。我々は監督に5人の重要な選手たちを与え15日から20のトレーニング時間を与えた。彼らは華々しい活躍は見せていないが、彼らは我々のプロジェクトにおいて実用的で理にかななった選手たちだ。”

移籍市場が間もなく閉まることについて”ここ最近われわれが獲得に向けて焦点を合わせていた2人の選手がいた。グアリンを市場に放出したとき、アタランタに軽く声をかけ知らせた。我々にはグアリンに用意した戦術的な考えがあった。グアリンと監督はその考え方に参加することを喜んでいたし、これから彼は攻撃においてサポートしていくだろう。パラシオ、イカルディそしてオスヴァルド、同様にプスカスやボナッツォーリの攻撃スタイルは完璧でバランスのとれたものだ。”と述べた。

彼のコメントをここに全文掲載する。

”私の良心は明確だ。移籍市場のガイドラインに従いそれを守ってきた。移籍市場については満足しているし、落ち着いている。インテルは財政面でもフェアプレーを順守していることもお忘れなく。そして我々はそれを常に意識していることもお忘れなく。支払総額はずっと減らし続けてきた。今やその総額は約7000万ユーロ。トリノ戦では1990年代生まれの選手が大勢いた。昨シーズンに比べチームの平均年齢は2.5歳も若くなった。チームには時間が必要だ。チームには若く才能豊かな選手たちがいる。多くの時間はいらない。ただ正しい予測で監督にどん欲でタフな選手たちがいる選手がいるチームを築き上げる機会を与えたい。打ち立てられた我々の目標は順守されなければならない。目標は数値目標内でいること。それは完全に守られている。”

特定の選手についての質問にアウジーリョが答える。”移籍市場で我々が収支を調べたところ、コヴァチッチとイカルディを放出しないことに決めたし、会長はそれに同意した。我々はどのチームにも交渉の機会を与えてこなかった。金額を予想したが、金額に見合う数字を誰も提示しなかった。ほかのオファーも来たがグアリンの場合、誰も満足いく金額提示をしてこなかった。ヴィディッチの扱いについていえば、我々は移籍枠で彼の獲得に動いた。そのチャンスは1月の移籍市場でやってきて、このチャンスを逃すまいと動いた。ありふれた言葉だが、彼は素晴らしい選手だ。しかし我々は獲得に向けて動こうと考えるクラブに取られまいと心に決めていた。2月に初めには彼はすでにインテルの選手となっていた。彼は個性においても質の高いサッカー選手。そして彼はピンツォーロにやってきて以来ずっとそれを証明し続けている。我々は期間を決めた仮契約から始めた。経済的な制限がある一方で我々は、クラブが求める個性を持った様々なプレーヤーを移籍市場に求めた。ドド、メデル、エムヴィラ、そしてオスヴァルドについて我々はクラブの要件を満たす4人の選手獲得に満足し、それで落ち着いた。彼らはインテルの現在と未来において重要な選手となるであろう。”

”我々が掲げた目標を達成できたことにうれしく思う。思うに我々はものすごく良い仕事をしてきた。私は事立てる様なことはしないが、インテルは15日から20日のトレーニング時間でチームに役立つ質の高い選手を持ったとしても先週何もしてこなかったじゃないかという声を聞きたくはない。我々は新聞の見出しになるような輝かしい活動は見せてこなかったが、むしろ今回の我々のプロジェクトでは実践的な物事に取り組んでいる。すべての活動内容は監督とともに逐一会長に伝えている。”

”インテルは非常によく用意周到に事を進めてきた。近い将来我々が獲得に向けて動いていた2人の選手がいたが、我々のプロジェクトを作り上げるための理にかなった動きだ。彼らはインテルからの声掛けを待っていたし、契約提示を待っていた。思うに彼らの信用に関わることだ。そしてすべては我々の出方次第。ここでのプロジェクトが進行している中ではグアリンに対して興味を示すチームがあったことを真剣には受け止めてこなかった。そしてグアリン自身も同じ考えだった。彼が移籍市場に放出されたとき、ほかのチームにコンタクトをとった。最後のクラブがアタランタだった。インテルがボナヴェントゥーラとの契約に傾きかけていた時、我々の注力は状況が変化し他の誰かを獲得するチャンスがあることがわかった。その夜の20:30まで彼が移籍市場に出ていることをACミランでさせ知らなかったので獲得は可能だった。我々はグアリンを抑えることができてうれしい。監督ともすべての面で合意に達した。彼は我々のプロジェクトの中で彼の役割を理解し、とどまるべき理由を理解した。”

”グアリンとマッツァーリ監督はイカルディ、オスヴァルド、パラシオなどを起用した新しい攻撃のアイディアに非常に興奮していたよ。そして我々はプスカスやボナッツォーリを起用することもできる。何か目標を達成するために彼ら選手たちにほんの小さなチャンスを与えることができなければ彼らと話をするチャンスはなかっただろう。トヒル会長はボナヴェントゥーラの件も含めてすべての物事の日付をずっと覚えている。思うにチームにはバランスが必要だ。監督はモチベーション高い選手のいるチームが欲しい。重要だ誰もが思うチームが欲しい。正確なチームメンバーの数が意味するのは、このプロジェクトにみんなが参加している気持ちになれるという意味であり、プレーするチャンスをもらえるという意味でもある。目的は25人のチームを作り上げることだった。UEFAリストBのエムバイエも起用される可能性も含めずっと思案中だ。彼もチームにとって非常に有用な選手。メンバー数とロジックの中にバランスというものがある。我々はディフェンスと中継ぎ、攻撃において(補強)は完了した。数だけ揃えて見た攻撃力だけで強さを判断しないでほしい。”


 English version  Versi Bahasa Indonesia  Versione Italiana 

読み込み中