インテル、“EMERGENCY”創立20周年を記念して特別パッチ使用

今日のキエーヴォ戦のピッチに上がるネラッズーリのユニフォームには『20』を意味する『VENTI』という文字があしらわれている

[ミラノ] 世界中の戦争地域で一般市民への医療サポート活動を続ける非政府組織、“Emergency”が生まれたのは20年前の1994年5月15日だった。『戦争、地雷、貧困の被害に苦しむ人々に適切な医療を無料で提供すること、一般的な援助の手が届かない地域に支援を届けること』を目指して立ち上げられた組織は、この20年の間で目標を十分達成してきていると言える。

最初のステップは創立年の1994年、ジェノサイド直後のルワンダで活動を開始したことだった。その後はアフガニスタン、カンボジア、イラク、シエラ・レオーネ、スーダンなど計16カ国に医療支援を提供し、現時点で600万人以上の人が治療の対象になっている。それ以外に、“Emergency”は各地で病院や救急外科センター、リハビリ施設や小児科センターの創設も積極的に手掛け、様々な形で戦争地域での一般人の医療に従事している。

“Emergency”はこの20年間で、決して簡単とは言えない戦いに挑み、見事に勝利を収めてきたのだ。これまでやってきたこと、そしてこらからもやっていくことを考慮しながら、この20周年を祝うことは大きな意味を持つ。同組織を常にをサポートしてきたFCインテルナツィオナーレは、セリエA・2013ー14シーズン最終節のキエーヴォ戦で“Emergency”に捧げる文字『VENTI』(『20』)が左袖にあしらわれたユニフォームを着てピッチに上がる。世界中のインテリスタに、この組織の存在とその精神を伝えて、国際的で盛大な20周年記念にするのが我々の願いである。


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