エリック・トヒル会長:「チームは総合的なバランスが非常に大切」

「収入を増やして経済状態を健全にしてから投資する。補強について名前を挙げるのマスコミだけ。私は選手がサインしてから発表する主義」

[ミラノ] “Infront”とのパートナーシップに関する発表会見終了後、エリック・トヒル会長は集まった報道陣の取材に応じ、まずクラブの今後について話した。

「信用できるパートナーがいるのは大事なことだと思っています。新しいマネージメントがあって、新しいプロジェクトがあるわけでしね。(“Infront”は)モラッティ名誉会長と私が選んだパートナーです。世界のクラブと競争できるために、我々は収入を増やさないといけません。我々はすでに数々の提携を結びました。ナイキや“Infront”を始めに、インドや日本、中国でもパートナーシップを結んでいます。今後はアメリカにも行きますし、イタリア国内の企業だけではなくて、世界のあちこちのパートナーの信頼を得ることが大事なのです」

メルカートに関してはトーレス、モラータ、ハムシク、と様々な名前が飛び交っていますが、ファイナンシャルフェアプレーを考慮しなくてはいけません。トッププレーヤーを獲得するためには、まず放出が必要ですよね?

「収入を増やして、クラブの経済状態を健全にする必要があります。そして、投資するのです。メディアのインタビューで私が常に言っていることですが、様々な名前を挙げているのはマスコミであって、私ではないですよ。私は選手とサインを交わした段階でしか発表しませんから。我々にとって今重要なのは、選手で誰が残留して誰がチームを後にするかを判断することです。年齢や契約の状況は別として、我々が目指すのは来シーズンに向けて適切な競争力を持ったチームを作ることです。新たに選手を加えることはもちろん考えています。1月のメルカートの時点では、サイドプレーヤーはジョナタンと長友だけだったので、ダンブロージオを獲得しました。今後も、サイドの選手をさらに増やす可能性もあります。ディフェンスに関しては、ヴィディッチを獲ったのはリーダーシップに富んだ選手が必要だと感じていたからです。中盤に関しては、検討していっているとことです。攻撃陣に関しても同じです。最終的には、チームというのは総合的なバランスが非常に大切なのです」

ハビエル・サネッティの今後については?

「彼とは改めて話し合う予定です。彼の考えを知るために、すでに2ヶ月前から数回にわたって会っています。いずれにせよ、決断はすでに下していますよ。彼は引退後、マネージメントの一員になります。しかし、私とキャプテンの話し合いでは、今はとにかく欧州カップ出場権の獲得に集中すべきだということをはっきりさせてあります」

ジェコの獲得に関しては?

「実際にサインを交わした選手についてしか話しません。夢に見ている選手については話すつもりはないです」


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