明日のサポーターにポジティブな価値観を

ボローニャ戦キックオフ前、1150人の小/中学生が“メアッツァ”で暴力反対のメッセージをかざし、正しい応援に向けた教育プログラムをアピールした

[ミラノ] スタジアムでの暴力の防止に向けた対策として様々な提案が出ている中、インテルが長年にわたって推進しているのが、少年を対象とした正しい応援への教育である。慈善組織 “Comunità Nuova”、“カンディド・カンナヴォー”財団、およびミラノ市とのコラボレーションによって生まれたこの企画は、小/中学校の生徒たちを適切なサッカーの楽しみ方へ導くことを目的としている。5日のインテル対ボローニャ戦キックオフ前、1,150人の子供がサン・シーロのピッチで自作の横断幕や看板をかざしてこの企画をアピールした。

サッカーはそもそも、情熱である。ビジネス化が進んでいる中でも、サポーターがいないスタンド、割れんばかりの声援がないスタジアムなんて考えられない。将来のサポーターは現在、小/中学生である。今から学校に根付いたプログラムを進めることによって、サッカーに対する情熱をポジティブな形で満喫するようになれるはずだ。ジーノ・リゴルディ神父の素朴な発想からスタートしたこの企画は、シンプルなアイデア特有のアピール性を持ち、イタリア国外でも高く評価されている。なお、数々の選手がイメージキャラクターとしてキャンペ―ン等に参加している。

昨シーズン、子供たちが力を合わせて作成した世界で最も長い横断幕には、『差別と暴力反対、情熱と熱中ばんざい』と書かれていた。これはまさに、この企画を象徴するフレーズである。



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