[ミラノ] 「アタランタは優れた選手がいて良いサッカーをやるチームです。しかも、すでに残留が決まっているので精神的にも楽な状態ですし、ただでさえも厄介な相手なだけに、明日は最大の注意で臨まなければいけない試合です。これまで数々のチームを苦しませきたアタランタ相手に、我々は最高に集中してベストを尽くすようにすべきです」。“ジュゼッペ・メアッツァ”スタジアムのプレスコンファレンスルームでアタランタ戦前日会見を行ったヴァルテル・マッザーリ監督は、まずこう述べた。「イタリアサッカーの試合はすべて同じ姿勢で臨まないといけません。すべての対戦相手をリスペクトして、我々としては常にベストを発揮するようにしないといけないのです。やるべきことを全力でやれば、我々はどんな相手でも苦戦させることができます」
「これまでのインテルに足りなかったもの? 相手エリアでの決定的な場面で判断力が足りなかったことがしばしばありました。シュートすべきか、パスを出すべきかの判断が適切ではなかったことがよくあって、ヴェローナ戦でもそうでした。今週のトレーニングではその辺のことを修正するように努力しました。良いシーズンスタートを切っていたインテルですが、途中から勝てる試合で引き分けて、勝ち点を取り損ねる時期に入ってしまいましたね。取りこぼしの原因はいろいろとありました。様々な偶発的な出来事に泣かされたというのもありますが、このような特殊なシーズンの中でのチームの出来は至って良いと言えると思っています。今シーズンを良い形で終えることは来季に向けて非常に重要になるのです」
「総合的に考えれば、勝ち点が4〜6ポイント多かったら今ごろの状況は違っていたかも知れません」と話したマッザーリは、守備が強固になったことについて聞かれ、こう話した。「各試合に出場する個々の選手のパフォーマンス以前に、チームが組織的に攻守両面をこなすのが効いているのだと思います。選手全員が、ピッチに上がったら何をすべきか把握しているのです。私は監督をやってきているこの長年の間、常にチームにしっかりとしたアイデンティティを与えることにこだわってきました。何よりも重要なのはチームが結果を出すことなのです。個人レベルで素晴らしいパフォーマンスが見られても、チームの結果に繋がらないのなら私にとって価値はありません」
なお、特定の選手について質問を向けられたマッザーリは、次のように答えた。「ラノッキア? 選手たちは、私がピッチでの彼らをしっかりと見ていることを知っています。アンドレアは出番を与えられた時に良い仕事をしてくれましたし、良いプレーを見せてくれる選手は次も出番を与えられる可能性があります。ジョナタンのブレークについて? 実はナポリ時代に、ジョナタンの獲得を考えたこともあったのですよ。今の彼はチームに支えられているというのを感じて、最高のシーズンを送っています。彼は常に刺激されてモチベーションを高めることを必要とする選手です。常にベストを尽くしたいという気持ちを持つことが大事なのです」
「長友の状態について? 昨日、初めてチームとの全体練習を行いました。今日の練習で状態を確認しますが、招集できることが願いです。エルナネス? クオリティと経験の重要性を立証してくれましたね。出場停止のフアン・ジェズスの心境? 私がインテルにやって来た当時の彼はちょっと戦術面での規律に欠けていましたが、今は非常に成長しました。出場停止のこの時期も普段以上に練習に打ち込んでいますよ。やる気満々で、誰よりもトレーニングに精を出しています」
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