マッザーリ:「クオリティの高いサッカーをやって勝ち点を手にすること」

“アンジェロ・モラッティ”センターで開かれたヴェローナ対インテル戦前日会見での指揮官の発言

[アッピアーノ・ジェンティーレ] 「チームのパフォーマンスの面ではそれなりに私は満足していますよ。全体的に言えば、明日はローマでのアウェーゲームで見せた姿勢からスタートすべきです」。ヴェローナ対インテル戦前日会見に臨んだヴァルテル・マッザーリ監督は、こう話した。

「良いパフォーマンスを見せながら勝利を手にすることこそ、我々が求めていることです。今日までピッチに上がった選手たちは良い形で応じてくれたので、彼らは試合に起用されるに値しています。しかし、これは全員の選手にとって刺激になるべきことです。誰もが出られるか出られないかと緊迫感を感じないといけないのです」

「4位か5位に入ることについて? 私は監督としてチームとの仕事に集中しているので、そういうことに気を向けていません。決算は最後にするものです。その時点で私だってより率直に話すことができるでしょうしね。今は、この選手たちが全力を引き出せるようにしないといけないのです」

「シーズンが終わった時点で、現在の選手たちの出来を総合的に見ていろいろと検討する予定でいます。その時点で私がまだ監督であるのなら、テクニカル面での最高責任者という立場からして、私の考えをクラブに報告します」

「パラシオは素晴らしいシーズンを送っています。ゴールを決める以外に、彼はチームのためにどれだけ走っていることか... 。これは基本となることですね。現代のサッカーでは、フォワードというのは彼みたいにプレーしないといけないのです。まずチームのことを考えて、自分が得点するのはその後です。この精神を持っていればやがて報われるものですよ」

「私はヴェローナを深くリスペクトしています。非常に良いサッカーを見せ続けながらも、勝ち点を取りこぼすことになったのだと思います。 シーズン序盤のペースを保つのは難しいことだっただけに、称賛すべきチームです。ジョルジーニョがいなくなっても大して変わっていないと思いますね。今でも危険な対戦相手ですよ」

「私の契約ですか? 6月にそれも検討することになるかも知れませんが、クラブとは全体像がより見えてきた時に改めて話し合おうということになっています」

「エルナネスはいくつかの問題があってまだトップコンディションではないですが、彼の存在が重要なのは変わりません。豊かな人間性と高度なテクニックを誇る選手なだけに、チーム全体に力と勇気を与えるのです。彼の加入はその意味でも大きなプラスになりました」

「イタリアリーグは特殊なものでして、シーズン序盤はみんな真っ正面から打ち合うのに、勝ち点が貴重になってくると戦術重視のサッカーが主流となるのです。従って、シーズン後半戦を前半戦と同じ感じで戦うのは難しいですね」

「カンパニャーロの(ユヴェントス戦での敗北が転機になったという)発言は的を射ていますよ。ユーヴェ戦に続く週に試合を振り返って分析して、あの2点目と3点目の失点はもう少しの注意、もう少し強い気持ちがあれば避けられたということを選手に理解してもらったのです。どういう精神で試合に臨むべきかを改めてチームに分からせたのです。スタメンでありたい者は、適切なメンタリティを持たないといけないのです」

「コヴァチッチ? 選手陣は25人で結成されています。インテルはとにかくトップを目指すことに慣れているクラブですし、何よりも大事とされるのは結果なのです。勝ち点ではなくて若手選手を優先させるか、それとも若手選手ではなくて勝ち点か? もしくは、両立も可能なのか? 何はともあれ、コヴァチッチは適切な感じで成長していますよ。このクラブのステータスにも相応しい感じに伸びてきています。アルバレス? 火曜日にメディカルスタッフに状態を確認するつもりでいます。チームとの全体練習に参加していませんし、ヴェローナ戦は招集メンバーから外れていますよ」


 English version  Versión Española  Versi Bahasa Indonesia  Versione Italiana 

読み込み中