[アッピアーノ・ジェンティーレ] 「カターニアは最近苦しんでいるみたいですが、我々はそれを意識してはいけません。イタリアサッカーは特殊で、前節で苦戦したチームが次の試合で変身することもあるのです。我々が意識すべきことは流れを変えること、ここ最近の試合で取り損ねた勝ち点を手にすることです。私が選手たちに言ったのは、自分たちのサッカー以外は何も考えるな、ということです。落ち着いてプレーして、ゴール前ではより冷静に決めるように、と言いました。何としてでも試合をモノにして、勝ち点3を獲得するようにしないといけないのです」。“アンジェロ・モラッティ”センターのプレスコンファレンスルームでインテル対カターニア前日会見に臨んだヴァルテル・マッザーリ監督はこう語った。
「明日の試合に向けてグアリンを招集するかって? 本人とも話しましたが、いろいろな要素を検討して招集しないことに決めました。私は今週を通して、選手たちが一段と集中することを呼びかけました。明日の試合のことだけ考えろと言い続けたのです。試合に集中するには、頭が他のことでいっぱいになっていてはいけないのでね」
カターニア戦の次はユヴェントスとの対決となるが、今回のトレード騒動が何らかの影響をもたらすかと聞かれたマッザーリはこう答えた。「最終的にはサッカーはピッチでやるわけですからね。ピッチ以外のことに影響されないようにすることが重要です。いずれにせよ、インテルとユーヴェは前からピッチでのライバル心がありますし、選手たちは大いなるモティベーションで臨むことでしょう」
「私は選手たちに『ピッチ以外のことはすべて遮断して孤立しよう』と言いました。私はどのチームでもそうやってきたのです。ピッチ以外のことは何も考えないで、試合に向けて最大の集中が必要なのです。選手たちは私以上にリベンジに飢えているのだと思いますよ。みんながやれると信じているし、今シーズンを良い形で終えることができると私は確信しています。今の状態に関しても、一発決めるだけで魔法が解けて流れが良くなるのだと信じています。私はシーズンが終わったらどうするか考えたことがあるかって? 私が考えているのはカターニア戦のことだけですよ。これまでのキャリアでシーズンが終わったらどうするかなんて、考えたことがありません」
ロドリゴ・パラシオ、ディエゴ・ミリート、マウロ・イカルディの現状について質問されたマッザーリは、次のように述べた。「パラシオは先日良いプレーをしたと思っていますよ。ジェノア戦で足りなかったのは得点だけです。ミリート? 調子を上げてきてますね。イカルディに関しては、現時点で2週間を通して指導することができていないのが残念です。復帰してくれるのが待ち遠しいですよ。これまでのわずかな出番で、素質は持っていると見せてくれたのでね」。また、指揮官はルベン・ボッタを次のように称賛した。「最高の青年ですよ。彼が見せているものはずいぶん気に入っていますよ。練習と試合は別物だという事実を考慮しながらも、ボッタは成長していっているように見えます」
明日エリック・トヒル会長がイタリアを訪れることの重要性については、マッザーリはこう語った。「会長がやって来ることがみんなにとって、ファンにとってポジティブなことであるのは確かです。とは言え、会長は離れていてもすべての事情を把握していますし、クラブのあらゆる人と連絡を取り合っていますよ。大いなる信頼と団結が感じられますね」
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