[ミラノ] インテルとローマのサポーターの行為に対する処罰として両チームに科されたゴール裏スタンド閉鎖処分が実施中止となり、更なる調査の実行が決められたことについて、マルコ・ファッソーネGMは“Sky Sport 24”の電話インタビューに応じて次のように語った。
こういう展開を期待していたのでしょうか?
「我々の不服申し立てがしっかりと検討されることを期待していたので、この結果に非常に満足しています。処分の実施を中止したということは、更に調査を深める必要があるということが認められたわけですからね」
スタンドの1セクションを全面的に閉鎖するというのは、正しい処分なのでしょうか?
「この処分が適切かどうか、絶対的な評価をこの場でするのは簡単ではありません。以前はスタジアム全体の観客席を閉鎖するというシステムでしたが、それを見直そうとしているところなのです。ただ、問題は罪と罰が見合っていないことですね。例え(ナポリとの)アウェーゲームに出向いた300人のインテルファンが全員、差別的なチャントを歌っていたとしても、それに対する処分として、すでにチケットが売れている8000人のセクションを閉鎖するというのはあまりにも公平なものではありません」
これから更なる調査が進められるということですが、今後はどういう展開になることを期待していますか? 全体的に規則を見直すことが良いのではないでしょうか?
「確かに。処分実施が中止になるのは今回が初めてではありませんし、これは規則に対して疑問がたくさんあるということの表れです。実質的な解決策を見出すために、レーガ・セリエAが真剣にこの問題に取り組むべきです。特に、クラブが損をしないように心がけて欲しいですね。これはインテルだけではなく、すべてのクラブにとって大きな問題なのでレーガに対策を編みだして欲しいです」
サッカー界は全体的にこの規則を変えることを望んでいるのでしょうか?
「規則を変えるべきかどうか分かりませんが、この規則が施行されるまでのメカニズムが確実に見直されるべきだと思いますね」
今日、エリック・トヒル会長とクリスマスの乾杯を行いましたが、いかがでしたか?
「良かったと思いますよ。会長にとっては初ダービーですし、チームの全員と会いました。メリークリスマスはともかく、チームのみんなに大いなる団結を呼びかけました。後は、試合を待つだけですね」