モラッティ会長:「エリック・トヒル、印象は非常に良い」

「彼は熱意があって優れたコミュニケーション能力を持つ人。物事を理解するスピードも速い」

[ミラノ] マッシモ・モラッティ会長は14日夜、“サラス”社の外部で待機していた報道関係者の取材に応じ、次のように語った。

インテルファンはこれからもモラッティさんが会長を務めることを望んでいると主張していますが。

「明日、決めましょう。今、一緒に検討していることなので。明朝に決断を取るつもりです」

もう一夜、考えないといけないということなのでしょうか?まだ迷っている、と。

「いいや。いくつか整理すべき件があって、それが済めば明日の朝、どうすべきか明解になることと思います」

パーセンテージで言えば、(会長続投の)可能性は50パーセント以上ですか?

「いや、そんなパーセンテージなんてありません」

エリック・トヒル氏の印象はいかがですか?

「とても良いですよ。これまで会った時と同じ印象です。彼は熱意がある人で、この件に臨むのが非常に嬉しいのです。今日も様々な人と気さくにやり取りをしていたし、優れたコミュニケーション能力の持ち主です。物事を理解するスピードも速いし、すごく良い印象ですね」

トヒル氏は、例えばメルカートを担当するフロントを引き連れたりとかで、テクニック面でもクラブに新風をもたらすと思われますか?

「いいや。そういう方向での動きは何もしていないと思いますよ。別に彼にその権限があるかないかという問題ではなくて、単にそういうことはしていません。普通にやるみたいに、現在のスタッフをチェックしていくことでしょう。今いるスタッフを尊敬していないわけではないですよ。彼は今後の計画にも対して、経済的な面も意識しながら考慮していくことでしょう」

会長として続投するかどうかに当たって、決め手となるのは何ですか? やはり、もうクラブの筆頭株主ではないことも影響しているのでしょうか?

「筆頭株主ではなくなったというのは、確かにひとつの要素ですね。あと、これは今夜中に決める予定ですが、もうひとつ要素があります。まあ、いずれにせよ、何らかの形でクラブに関わり続ける方法はあるでしょう」

モラッティ家以外の人に多数株を譲る瞬間を、どう想像していますか?

「我々は数年前、すでにそれをやっているわけですからね。理にかなった、普通のことだと思っていますよ。やるべきことで、正しいことなのです」

今夜、改めてミーティングがあるのですか?

「いや、今夜は誰にも会う予定はありません」

トヒル氏からは改めて会長として残って欲しいと言われたのですか?

「いいえ。ざっくばらんにいろいろな話をしただけです。彼らは相変わらず気さくでしたよ。繰り返しますが、どうするか様子を見るつもりです」

あなたが続投しない場合は、ご子息(アンジェロマリオ・モラッティ)が会長に就任する可能性があるのですか?

「いいえ」





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CONFERENZA STAMPA ERICK THOHIR & MASSIMO MORATTI 15/11/2013

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