インテル対マンチェスター・シティ:0-3

ほぼベストメンバーのシティは前半終了間際にバロテッリ、後半開始直後にジェコがゴール。ロスタイムにジョンソンが3点目

[ダブリン] 北京に備えてターンオーバーを意識したジャン・ピエロ・ガスペリーニのインテルは、ほぼベストメンバーで試合に臨んだマンチェスター・シティを相手に、今季プレシーズン初の敗北を喫した。ガスペリーニは昨日のセルティック戦終了後に言っていたように若手選手を数人スタメン起用し、3バックのサイドにカルディローラ、サイドハーフにビアンケッティ(右)とクリセティグ(左)を据えた。ゴールマウスにはジュリオ・セザルが復帰し、中盤はスタンコヴィッチとスナイデル、前線では昨日もスタメンでプレーしたパンデフに加えてアルバレスとエトオが先発出場した。前半終了間際にマンチェスター・シティの先制ゴールを決めたのは、元インテルのマリオ・バロテッリだった。後半が開始してすぐに、エディン・ジェコが追加点を奪い、0-2。ロスタイムにジョンソンがシティ3点目をスコアした。マンチェスター・シティは計12ポイントで、ダブリン・スーパーカップ大会を制した。

前半:シティはほぼベストメンバーで試合に臨んだ。マンチーニは今回、4-3-3でゲームに臨んできたので、ガスペリーニはサイドハーフに据えていたビアンケッティをサイドバックのポジションに下げて対応した。序盤から両チームとも積極的にシュートを打つものの(バロテッリ、シウヴァ、エトオ、アルバレス)、昨日のセルティック戦に比べると試合のリズムは全体的に低く、典型的なフレンドリーマッチの緩いムードが漂う。そんな中、2日前に合流したジュリオ・セザルはすでにトップコンディション、好セーブを連発した。インテルは若手ばかりの左サイド(カルディローラ、クリセティグ、アルバレス)が敵の攻撃に耐えられない様子で、ガスペリーニは前半26分、クリセティグをベンチに下げてムンタリを投入する。シティはジェコが、インテルはエトオとムンタリがチャンスを得るが得点出来ず。45分にはジュリオ・セザルがバロテッリのシュートを見事にセーブしたが、その直後、ロスタイムに、CKから、バロテッリにヘディングで先制点を決められた。

後半: ハーフタイムに交代はなし。後半開始から22秒で、シウバからのスルーパスに反応したジェコがシティの追加点を決める。12分、14分とスタンコヴィッチがシュートを打つがゴールは奪えず。18分にはアルバレスの代わりにパッツィーニが入り、インテルはエトオ、ムンタリ、パッツィーニの3人で積極的に攻める。だが、ネラッズーリには疲れも目立ち、ロスタイムにジョンソンにシティ3点目を許すことになる。マンチェスター・シティは3-0で勝利をモノにし、第1回ダブリン・スーパーカップでの優勝を手にした。

 


インテル対マンチェスター・シティ 0-3

得点者:前半46分 バロテッリ、後半1分 ジェコ、48分 ジョンソン

インテル:1 ジュリオ・セザル;23 ラノッキア、26 キヴ、16 カルディローラ(後半24分、57 ナタリーノ);44 ビアンケッティ、5 スタンコヴィッチ、10 スナイデル(後半29分、39 サントン)、48 クリセティグ(前半26分、77 ムンタリ);11 アルバレス(後半18分、7 パッツィーニ)、9 エトオ、27 パンデフ(後半8分、30 カスタイニョス)
控え選手:12 カステッラッツィ、21 オルランドーニ、25 サムエル、37 ファラオーニ、17 マリガ
監督:ジャン・ピエロ・ガスペリーニ

マンチェスター・シティ:25 ハート;2 リチャーズ、19 レスコット、4 コンパニー、13 コラロフ(後半42分、78 レキック);42 Y.トゥレ(後半43分、36 スアレス)、34 デ・ヨンク;7 ミルナー(後半34分、11 ジョンソン)、21 シウヴァ(後半34分、18 バリー)、45 バロテッリ(後半29、8 ライト・フィリップス);10 ジェコ
控え選手:12 テイラー、38 ボヤタ、48 マクギヴァン、60 グイデッティ、64 ジョアン・ローマン、77 スカプッツィ、62 ラザク
監督:ロベルト・マンチーニ

主審:マキーオン(アイルランド)

広報部 


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