[ミラノ] 25日午後に行われたFCインテルナツィオナーレ株主総会は予定ではいわゆる定期総会だったが、マッシモ・モラッティ会長が来場すると同時に“特別な”総会に化した。会長が株主一人一人と握手を交わし、席に着くと、出席者全員が総立ちして拍手喝采を始めた。1分、2分、3分、4分… モラッティ会長へ捧げられる拍手は長く会場に鳴り響いた。
「我々はクラブの将来を作っていくための変革の時を迎えています」とスピーチで述べたモラッティは、インテルのトップに就任して以来の18年間を「素晴らしい冒険」と呼び、役員会と株主の面々、スタッフとチーム、指導者とファンに感謝の意を示した。「この期間で手にした16のタイトルは皆さんのおかげなのです」という言葉には、長年に渡ってインテルという宝をすべてのインテリスタと分かち合ってきた会長独自の精神が感じられる。
会長はクラブに尽くしてきたフロントに対する敬意を表し、「あのモウリーニョでさえ、理解するまで少し時間がかかった」特殊で特別なクラブ・インテルのために戦ってきたカンピオーネたちの人間性を称えた。
常に「苦しみも共感しながら」インテルを支援し、これからの展開も見守っている家族に対する感謝の気持ちを強調した会長は、 新しいパートナーについては「このクラブにとって重要な新しい市場に導いてくれる他、チームに更なる勝利と成功をもたらしてくれるでしょう。彼らはインテルの歴史に携わることに大いなる誇りを感じており、クラブに相応しい高レベルのプロジェクトを組んでいくことでしょう」と述べた。
“特別”となった定期総会では、マッシモ・モラッティ、アンジェロマリオ・モラッティ、リナルド・ゲルフィで結成された新しい役員会が承認され、今後の件がすべて定められる次回の総会が11月12日ないしは15日に行われることが発表された。
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