インテルチャンネル:サネッティ、“INTERNOS”のゲストに

毎週水曜日21:00オンエアの番組に出演したキャプテンはファンからの質問に答えながら自身について話した

[ミラノ] ロベルト・モンザーニとナガーヤ・ベッカロッシ嬢が司会役を務めるインテルチャンネル番組“InterNOS”の今回のゲストになったハビエル・サネッティは、公私問わず様々な話をした。

「リハビリはもう最終段階に入ったことだし、なるべく早くチームメートとの練習に復帰するのが願いだね。 しっかりと治すことが基本だけど、アキレス腱の状態はとても良い感じだよ。とにかく、ピッチで役に立てるようになるのが待ち遠しいさ。チームはこれまで、非常に良いシーズンを送っている。ローマ戦の結果はともかくとして、あの試合でも決して悪くなかったしね。僕らはやっていることに自信を持って進むことが大事なんだ。僕らには、チームが何をやるべきか、適切で分かりやすい指示を出してくれる優秀な監督がいる。一試合で負けたからって自信をなくしてはダメだよ。逆に、こういった経験を活かしてこそチームがより団結して成長するものなのさ。ウチには大勢の若手がいるけど、彼らは学びたい気持ちでいっぱいなんだ。彼らがいることは本当に嬉しいね。みんな有能だし、必ず大きく貢献してくれると確信しているよ。彼らと“爺さま”の僕らが力を合わせて、素晴らしい結果が得られることを願っているさ… 」

「僕にとってファンはどれだけ重要なのかって?非常に重要な存在だよ。インテリスタたちは僕がイタリアにやって来た1995年以来、大いなる愛情を示してくれているんだ。もうずいぶんと長い付き合いだね。一緒に厳しい時を乗り越えて、素晴らしい時を分かち合ってきたんだ。彼らは本当に根強いインテル愛を示し続けてきたし、これからも最高の喜びを味わうに値すると思っているよ」

「引退後は何をするつもりかって?ピッチ外でもこのクラブのためになる仕事ができることを願っているさ。どういう展開になるか様子を見ていくつもりだけど、僕としてはこの素晴らしい家族の一員であり続けたいね。とにかく、イタリアで暮らし続けようと思っているよ。子供たちはこの国で生まれて自分たちのことをイタリア人だと感じているし、僕だってこれだけ長年いたんだからイタリア人になった気分だからね」

「これまでのキャリアで最も大切に思うゴールは、パリでのUEFAカップ決勝のゴールだよ。僕にとって初めての決勝だったし、初トロフィーだったしね。あと、ヴェローナ戦でのゴールや、ローマ戦での90分に決めたゴールとかね… 。忘れられない思い出といえば、やっぱりチャンピオンズリーグ優勝だよ。あれは、すべてのインテリスタにとって忘れられない感動だった。ロスタイムが表示された瞬間、僕とサムエルの目が合って、お互い泣き始めたのを覚えているよ。彼はでもすぐに厳しい表情に戻って、『まだ3分残ってるんだ』って言ったのが印象的だったね。チャンピオンズ優勝は最高の解放感を覚えたのさ。素晴らしい光を浴びる感じだったんだ。インテリスタで賑わうゴール裏スタンドも忘れられないよ。試合前のウォームアップの段階から超満員だったし、パフォーマンスも素晴らしかったしね」

「戦線離脱のこの期間中はインテルクラブやPUPI財団の行事に積極的に参加して、結構あちこちへ旅したんだ。この2週間でシチリア、そしてマルタ島に行ってきてね。ランペドゥーザ島の(難民を乗せた船が沈没した)悲劇には心が痛んだよ。ランペドゥーザ島の住民も(難民の到着が相次いでいて)大変な思いをしていることだし、こういった事件がもう起きないことを願っているさ」

 最後に、キャプテンは自身の少年時代のエピソードを明かした。「小さい頃、お父さんが近所の人たちと一緒に作ったグラウンドがあって、そこでサッカーをやってたんだ。監督役を務めるおじさんがいてさ、僕がシューズを履いてプレーしようとすると、脱いで裸足でプレーしろって言うんだよ!そうすれば足が強くなるって、ね… 。とにかく、何もかもそれなりに役に立つと思うね。すべてのことから学ぶことができるんだよ」


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INTERNOS PUNTATA 3 - JAVIER ZANETTI

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