[ミラノ] マッシモ・モラッティ会長は19日午後、報道関係者の取材に応じて次のように述べた。
モラッティ会長、先方と合意に達したと言えるのでしょうか?
「いいえ、それはまったくないです。お互いを知るための機会だったのです。場合によってはトヒル氏と共に参加することになる人たちと知り合うというのも含めてね。決着を付けるというより、人間関係を深めるための会合だったのです。解決すべき特に大きな問題もありませんしね」
新たに加わったこの投資家はインドネシア人なのでしょうか?
「ええ、でも物事が変わるわけではありませんよ。オペレーションの規模を大きくしたわけでも、小さくしたわけでもありませんので」
こうなったら、交渉を成立させるに当たって必要なのは何ですか?
「最良のタイミングを見計らって決めるようにするわけですが、その辺が大事なのでね」
パーセンテージ、もしくは役割を巡っての食い違いがあるのでしょうか?
「役割はまったくもって問題になっていません。ただ、こういった件は複雑なのでね。決して簡単なものではないのですよ。どんなに小さなことでも、スムーズに行かなければ何もかも御破算になってしまうものなのです」
何はともあれ、交渉は前進したと言えますか?
「ええ、でも何よりも人間関係の面で前進しています。新しく会った人たちの性格も気に入ったし、こういった人間性のことは私にとって非常に価値があるものなのでね」
交渉が成立した場合、 あなたは権限のある地位でクラブに残ることは確実でしょうか?
「モラッティ家はどうしても残りますよ。今やっているのは、将来に備えて組織力を高めていくための改装工事みたいなことなのです。ウチには1億ユーロ以上の選手が何人もいるわけですから、このレベルを保つのならそれなりの力をつけるようにしないといけないのです。インテルは、レベルを下げるわけにはいかないのでね」
では、会長は必ずマッシモ・モラッティなのですね?
「分からないです。今、それについて考えていないので。違うと思いますね」
違う、と?
「いや、分かりません。違うかも(笑)」
日程的には、どれくらいで話がまとまりそうですか?
「まだ会ったり話したりしないといけません。すべてスムーズにいけば、おおよそ一ヶ月くらいかかるだろうと思いますよ」
まだ『ノー』という可能性もあるわけですか?
「その通り(笑)。お互いに引き下がる可能性はあるわけです」
義務とかはないのですね?
「まったくないです」
つまり、一ヶ月ほどで合意に達することもあり得る、と。
「何もかもうまく行けば、合意に達することもあり得ます。でも、3ヶ月前も同じようなことを言っていましたからね」
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