モラッティ:「ユーヴェ戦のインテルは形になっていて良かった」

「セリエA開幕に備えてチームの競争力を高めることを目標にクラブの誰もが同じ精神、同じ意欲と情熱を持って動いている」

[ミラノ] マッシモ・モラッティ会長は“サラス”社の外部で待機していた報道関係者の質問に応じ、次のように語った。

会長、クラブ譲渡に関する交渉はどういう段階なのでしょうか?

「今は数日間の夏休みがあるという、見方によってはポジティブな要素もありますからね。情報の交換が続くと思いますよ。私より弁護士たちの方が状況を把握していると思うので、何とも言えません」

とは言え、8月15日の直後に話がまとまるという可能性があるとも聞いています。それはあり得ることですか?

「話をまとめるには、すべての点において合意に達する必要がありますからね。8月15日以降に交渉を続ける、という話です」

ということは、まだすべての点に置いて合意に達していないということですね?

「ええ、まだ確実に宙に浮いたままのことがいくつかあります」

例えば、今後のクラブ組織図に関する問題ですか?それとも、他の件でしょうか?

「いや、それに関してはまったく何の問題もありませんよ。私にしても、他のフロントにしても、その辺のことを問題としてとらえたことはありません。ただ、全体的に複雑なオペレーションなので、慎重に進めて何もかも完璧であるようにしないといけないので」

会長は、必要であればクラブに残ると仰いました。新しいインテルの会長は、今後もマッシモ・モラッティなのでしょうか?

「繰り返しになりますが、クラブが必要としていることが何かを検討していくつもりです」

レオナルドがフロントとして復帰する可能性はありますか?

「今のところ、話に挙がっていない件です。誰かが勝手に彼に連絡を入れたとも思いません。もしそうだとしたら、おかしなことなので」

何はともあれ、ファンはインテルのメルカートの行方を注目しています。

「私だって注目していますよ(笑)」

何か、ファンへのサプライズが?

「チームの様子を見ながら、浮上してくる必要性を検討しながら補強しようとしているところです。カンピオナート開幕に備えてチームの競争力を高めることを目指しながら、クラブの誰もが同じ精神、同じ意欲と情熱を持って働いている最中です」

クラブ譲渡の件に話を戻しますと、問題は譲るパーセンテージですが、現時点では65パーセントという数字が出回っています。これは、事実とはかけ離れた数字なのでしょうか?

「正直言って、今はちょうどその辺を探っているところなのです。様々な要素が連動しているので、全体像を見ることが重要です」

フレンドリーマッチだったとは言え、ユヴェントスに勝ったことは嬉しいですか?

「嬉しいのは別として、その3日前のとんでもない試合に続いて良い試合を見られたことはポジティブですね。(バレンシア戦の後に)2日間、練習を休ませただけでチームが見違うパフォーマンスを見せられたことが良かったです。単に、ヘビートレーニングの影響だったわけですね。従って、こういったトレーニングを予定する場合は、この手の大会は避けた方が良いということです。このタイプのトレーニングをやっていると、一試合に勝ったかと思ったら、引き続き狂ったような大敗を喫してしまうこともあるからです」

ユーヴェ戦でマッザーリ・インテルが見えてきたと言えるのでしょうか?

「はい。ちゃんと形になって、理にかなったプレーをするインテルが見られました。ポジショニングも良かったし、足が少し動くようになっていたみたいなので、各選手が本領を少し発揮するようになりましたね。その後、ハードなトレーニングが再開したと思うので、次の試合はどうなのでしょうか。レアル・マドリー相手にどうなるのか分かりませんね...」


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