マッザーリ:「セリエAに適したトレーニングを優先する」

「ユーヴェやナポリが国際親善試合に敗れているのは、我々と同様カンピオナートに焦点を合わせたトレーニングを進めているから」

[ニュージャージー] バレンシア戦終了後、インテルチャンネルのインタビューに応じたヴァルテル・マッザーリ監督は昨日と今日でユヴェントスやナポリ、そしてインテルといったセリエA強豪が次々とフレンドリーマッチで敗戦を喫していることについて感想を聞かれ、次のように述べた。「イタリアでは、こういうやり方が根付いているのでね。プレシーズンの豪華な親善試合で良い結果を出したいのなら、トレーニングを軽めにしておくしかないですね。イタリアのチームが揃って苦戦しているのは、まさにこれが理由だと思いますよ。今日のバレンシアは明らかに新鮮なエネルギーに満ちていました。彼らが最後に試合をやったのは7月27日で、我々は3日前にやったばかりというのもありますよね。私が現時点で優先するのはトレーニングなので、前を向いて進みます。こうして負けることも想定内のことです。もちろん、今日みたいなスコアはやっぱり不愉快なので、同じ敗戦でももう少し失点を抑えるようにしたかったです。もう少し、プライドを持つ必要がありますね。どうしても今日の試合でポジティブな点を挙げろと言うのなら、1−0の時点で15分間、良いサッカーが見られたということです。まあ、今日は今日でウチだってゴールチャンスはあったわけですからね。まだ冷静さに欠けているというのもあるので、その辺も改善していきたいです」

イシャク・ベルフォディルが良いパフォーマンスを見せたことについて、マッザーリはこう語った。「良くなっていってますね。今日の最初の10分間の我々は、全員がダメでした。みんな足が鉛のように重たそうで、彼にしてもそうでしたね。多分、私が悪いんですよ。チームにトレーニングをやらせすぎたのでしょう」

インテルの次戦は6日のユヴェントスとの対決だが...「回復できればの話ですけどね(笑)。とにかく、ベストを尽くすようにしたいと思っていますよ。こういった敗戦も教訓になるしね。私が初日から期待していることは、インテルが競争力を取り戻すということです。毎試合、最大限に決意を固めて臨んで、とにかく全力を出すようにしないといけないのです。プレーのメカニズムに関しては、機能するようになっていってますよ。もちろん、新しい監督の下でゼロからスタートするのが簡単なことではないのは分かっています」

「インテルとナポリの違いについて?私にとって、ナポリはもう過去のことです。まあ、ナポリは良く知っているチームでしたし、ここではプレースタイルを作り上げなくてはいけない状況なので、比較はできないですね。今はとにかく、セリエA開幕に向けて準備を進めて、良いスタートを切ることが目標です。ユヴェントスやナポリも国際フレンドリーマッチで負けているのは、イタリアサッカーに適したプレシーズントレーニングをやっているからですよ。イタリアの監督はすべて、カンピオナートに焦点を合わせてやっているのです。今のトレーニングの成果が出るのはもう少し先のことなのです」


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