ストラマッチョーニ:「インテリスタの前で勝利を手にしたい」

「シーズン前半、戦力が揃ったインテルはトップレベルの結果を出していた。現在の監督とスタッフはあの時と変わっていない」

[アッピアーノ・ジェンティーレ] 「アタランタ、カリアリとローマ相手の試合では、インテルは適切なアプローチでゲームに臨んで大いなる努力でプレーしていることを見せました。この3ゲームは、全体的に見て決して悪いパフォーマンスだったとは言えません。明日はまたしても同じメンバーで戦うことになりますが、めざすのはとにかく、インテリスタの前で勝利を手にすることです」。アンドレア・ストラマッチョーニ監督はインテル対パルマ前日会見でこう述べた。

「外部の人が『この状況は誰のせいだ』と戦犯を追求したがるのは分かります。 サッカーはそういうものですからね。しかし、今シーズンは好調の時期もありましたが、監督もトレーナーもスタッフも、物事がうまく行っていたときと同じなのです。その後、ケガが相次いでコンスタントに結果が出せなくなったのです。インテルは戦力が揃っているときはどんな相手でも倒したチームです。調子が良いときは、インテルはトップレベルのチームでした。現在、とてつもない緊急事態なのは事実です。同じポジションでケガが重なったりしていますしね。誰も責任を逃れることなんてしませんし、我々が悪いのはもちろんありますが、クリスマスまでのインテルは上位に安定していたのです。何はともあれ、今は明日のインテル対パルマ戦に集中するだけです。私はパルマ戦に非常に集中していますよ」

「今シーズンのインテルは様々な変化を迎えたわけですし、中には素質をフルに出せなかった選手もいれば、最大限に力を発揮した選手もいます。中にはまだその真価を示していない選手もいるものの、単なる時間の問題だと思います。会長はチームとその監督を守る傾向があると言われますが、現に会長は状況を何もかも把握していますし、私としては孤立されている感じはまったくありません。クラブフロントだって毎日ここの練習場に来ていますし、みんな一丸となって戦っていますよ。もちろん、こうやって会見に臨むのは私ですから、皆さんは私の顔しか見ないわけですけどね。マスコミによると、ナポリ戦の後は“スペシャル・ツー”(注:“スペシャルワン”であるモウリーニョに次ぐ存在)とされていた私が、今となってはセリエAで監督を務めるに相応しくないと叩かれています。これはあくまでも皆さんが言っていることで、私としては全力でインテルに尽くすように努力しているだけです。いずれにせよ、5月20日に今後のインテルがどうなるか分かることでしょう」

広報部


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