ストラマッチョーニ:「本物のインテルではなかった」

「これでヨーロッパリーグ戦の次の試合で負けるのが5回目、偶然だとは思えない」

[フィレンツェ] フィオレンティーナ対インテル戦終了後、アンドレア・ストラマッチョーニ監督は“Sky Sport”のマイクを前にして試合をこう振り返った。

「試合の分析は至って簡単だと思いますよ。対戦相手が良い試合をやったというのはもちろんありますが、私が思うには、今夜のインテルは先日のヨーロッパリーグ戦のツケが回ってきたのです。私自身、同じメンバーでこの2試合に臨むということがどれほど大きく影響するかは把握できていませんでした。把握できたとしても、まさかここまで悪影響が出るとは想像できなかったでしょう。今夜は常に、相手よりワンテンポ遅れてボールに行ってました。非常に疲れが出ていましたね。繰り返しますが、私の判断がこの結果を生んだとは言え、ここまで疲労が影響するとは思っていませんでした」

来週のダービーに向けてどう準備するつもりかと聞かれたストラマッチョーニは、次のように述べた。「今夜のはとにかく完敗ですし、(ダービーに向けて)どうすればいいかというレシピは特にないですね。今夜のインテルは想像を絶するほど最悪でした。とは言え、長いシーズンの中でこういった完敗を喫することだってあると思います。手痛い敗戦ですけどね。いずれにせよ、木曜日のインテルとはまったく違うインテルでした。対戦相手が違うというのはもろんありますよ。でも、それで納得できることではありません。さっきも言ったように、私がミスを犯したのもあります。ダービーも、UEL戦の数日後だって?確かにそうなんですよね... 」

「正直言って、個々の選手の問題ではないと思います。今夜のチームの主力8名はこれまで全員、良いパフォーマンスを見せていた選手ですし、ここにきてその中の誰がダメだったかとか言い始めるのは、違うと思いますね。今夜、チーム全体がトーンダウンしていたのだと思います。キエーヴォ戦でも同じメンバーだったし、やっぱりヨーロッパリーグ戦が重なったのが原因ですね」

本来はワルテル・ガルガーノがスタメン出場するはずだったが、指揮官は「試合直前までそのつもりだったところ、 土壇場でふくらはぎに異常を訴えたので断念せざるを得なかったのです」と説明した。

「次はルーマニア遠征で、その後はダービーです。ミラン戦は、何よりも勝ち点と順位の面で重要な対決になります。我々は何としてでも立ち直らないといけませんが、他チームも今シーズンは手痛い敗戦を喫しているみたいですしね。問題は、どういうリアクションを見せられるかです。何はともあれ、これでヨーロッパリーグ戦の次の試合で負けるのが5回目なのですが、これは偶然だとは思えませんね」

広報部


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