ストラマッチョーニ:「ドローが公平な結果だが、悔しさは残る」

「せっかくのリードを無駄にしたのが残念。1失点目はチーム全体のミス、私にも責任がある」

[ミラノ] 2−2のドローとなったインテル対トリノ戦終了後、アンドレア・ストラマッチョーニ監督は“Sky Sport”のマイクを前にして次のようにコメントした。「我々はトリノに思い通りのサッカーをやらせないことを心がけてゲームに臨んで、良いスタートが切れていました。すぐに先制点も生まれたわけですが、その後は相手の方が優れていたということですね。とは言え、我々よりチャンスを作っていたとは思いません。トリノの同点ゴールはこちらのミスから生まれましたが、ミスはいつだってチーム全体の責任ですし、あれは非常に残念でしたね」

「後半は、ムディンガイが負傷して我々が10人だったときに失点してしまいましたが、1−2と逆転されてからのインテルは最も冴えたプレーを見せたと思います。ただ、積極的に攻めるためにトリノにスペースを与えてしまったというのもあります。多分、ドローの結果が正当な結果なのでしょうが、悔しいのは変わりません」

「どうしてグアリンのミスの場面は全員のミスだったと私は言うのかって? 選手一人のせいにするのが嫌だからですよ。それに、あれはチームプレーのミスだったのです。みんなでミスを犯したのですよ。私自身も、キーパーも、そしてグアリンもね。せっかくのリードを無駄にしてしまったのです」

先制ゴールを決めたクリスティアン・キヴは前半途中に足に問題を訴えてピッチを退き、後半序盤にはガビー・ムディンガイも故障した。ケガが相次ぐことについて、ストラマッチョーニはこう述べた。「残念ながら、ケガの面ではあまりツキがない時期です。1試合でまたしても2名が負傷したわけですからね。まずメディカルスタッフの話を聞きたいので何とも言えませんが、ムディンガイの方が重傷だと思います。転倒した際にアキレス腱を痛めたみたいですが、そうだとしたら本当に残念なことです」

「チームの強化ですか?状況は明解ですよ。我がチームはそれなりのアイデンティティーを持っているし、このままでもまったく問題ないです。新加入選手が誰もやって来なくても、我々の目標は3位以内に入ることです。とにかく、各チームの力が均衡しているリーグです。インテルは今日チャンスを生かすことができませんでしたが、トリノも称賛に値する健闘を見せたのです」

今日の試合で4−4−2システムを起用したことについて聞かれた指揮官は、次のように説明した。「我々の基本システムは3−5−2です。元々、この試合は通常の布陣で戦うつもりでいたのですが、キヴがケガした時点でセンターバックが他にいなかったのでね。カンビアッソはピッチに入ったとき、ナーバスになっている感じだったって?あの数秒前、ちょうど交代をやろうとしていたときに相手が得点したのでナーバスになっていたのですよ」

最後に、ストラマッチョーニはユヴェントスが昨夜のジェノア戦でレフェリーの判定にクレームをつけたことについてコメントを求められ、こう答えた。「私は今までやって来た通り、インテルに関する話だけしたいと思います。我々は言い訳をするのは好きではありません。私は、私のチームに関する質問だけに応じるのが正しいと思います。他チームが言うこと、やることには関心ありません」

広報部


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