“PRIMA SERATA”、ピエロ・アウシリオが今週のゲストに

インテルチャンネルのゴールデンタイム番組でのSDの発言、パート3

[アッピアーノ・ジェンティーレ] インテルチャンネルのゴールデンタイム番組“Prima Serata”にゲスト出演したピエロ・アウシリオSDは、ファンから寄せられた数多くの質問に答えた。

パルチザン・ベオグラードのセルビア人選手、ラザール・マルコヴィッチについて感想を求められたアウシリオは、次のように述べた。「若くて才能豊かな選手です。ただ、確実にまだ成長する必要があります。サン・シーロでのインテル戦でいいゲームをやって見せたからって、ウチに合った選手だと言えるものではありません。真面目な青年で真剣に練習に打ち込むと聞いています。ただ、先ほど話に出てきたキンテーロと同じで、EU外選手であるというネックもあります。マルコヴィッチはセルビア国籍だし、セルビアはEUに加入していないため、立場はブラジル人選手と変わらないのです。とは言え、有能な人材なのでチェックし続けたいと思います」

リベル・プレートのフネス・モーリに興味を示しているのは本当かと問われ、「チェックはしていますが、特別にということではないです。リベルは常にチェックしているクラブですからね」と語ったアウシリオは、ジュゼッペ・ロッシに関する質問には「彼は今、1年半のブランクから復帰しようと努力しています。とりあえず復帰を待って、様子を見ましょう」と答えた。また、『長友佑都は将来のサネッティになれるのではないか?』と聞かれたSDは、「そうなるといいですね。ユウトは高レベルのパフォーマンスを保ちながらあらゆる状況に順応できる能力を持った、最高のユーティリティープレーヤーです」と述べ、長友を褒め称えた。

SDは番組中に、コウチーニョの獲得がどのようにして生まれたかについても触れた。「彼は以前からブラジル人の中で最も評価されている選手の1人でした。彼とネイマールが最も話題の選手で、2人の間でどちらがより優れているかと言い切れない感じだったのです。違いは、フィリッペが所属していたクラブが非常に協力的で、彼らといい交渉ができたということです。コウチーニョは経験を積んで成長するために2年間ヴァスコでプレーし続けてから、18歳になる前の2010年8月にイタリアにやって来たのです。今だったら、同じ金額でこのようなオペレーションを実現させるのは不可能でしょう。サントスでのネイマールの状況は当時から複雑でした。今はヨーロッパ中のビッグクラブが欲しがっている選手ですが、2014年のワールドカップ前にブラジルを離れることはないと思いますね」

今後のインテルのポリシーについて聞かれたアウシリオは、こう語った。「我々は国際的な下部組織を持つことに関して、イタリアで先駆者クラブのひとつです。例えば、2001−02シーズンではすでにマーティンスやパンデフがその例でしたからね。まだプロレベルでプレーしていなかったビアビアニーを発掘して育成したのもウチです。しかし、ここにきてロベルト・サマデン(下部組織総責任者)とピエルルイージ・カシラーギ(下部組織スカウティング部長)と共に決めた今後の路線は、これまでとは違ってイタリア人の若手を再発見するというものなのです。年少の選手を積極的にスカウトして、イタリア人選手を大胆に増やしていくようにしたいのです」

最後に、ユヴェントスとの論争は馬鹿馬鹿しいので避けるようにするべきだというファンの意見に対し、インテルSDは「正直言って、我々は本当に口数が少ない人間です。おしゃべりであることで知られる人たちではないですね」と答えて締めくくった。

広報部


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