“PRIMA SERATA”、ピエロ・アウシリオ:今後について

インテルチャンネルのゴールデンタイム番組でのSDの発言、パート2

[アッピアーノ・ジェンティーレ] 「我がチームをより強化していくという考えは常にありましたし、これからもあり続けることでしょう。新しい選手を獲得するときはいつだってベストの選択を取っているつもりでやるわけですが、もちろんそれが失敗と出ることだってあります。しかし、ここ数年のインテルではうまく行ったオペレーションの方が失敗より多かったと自信を持って言えます。目標は常に向上していくことで、これは私とマルコ・ブランカ、監督とモラッティ会長の共通の考えです」

インテルチャンネルのゴールデンタイム番組“Prima Serata”にゲスト出演して様々なテーマに触れたピエロ・アウシリオSDは、ポジション別でメルカートの目標に関する質問にも応じた。まず、サイドバックのセバスティアン・ユング、アレクサンダル・コラロフ、バカリー・サニャの映像を見せられたアウシリオは、ユングだけについてコメントを放った。「我々がフォローしている若手だということは否定できません。ただ、獲得に向けて決定的なステップを踏んだと言える段階ではないです」

センターバックのポジションに関しては、アンジェロ・オグボンナ、ヴラド・キリケシュ、イゴル・リヒノフスキーの映像を前に、アウシリオは「すぐに通用する可能性を持つのは確実にオグボンナですね」と述べた。一方、ミッドフィールダーに関しては、SDはフアン・フェルナンド・キンテーロの名前を挙げた。「我々は彼の獲得を検討したのですが、有能な若手選手でも国籍がEU外の場合は、そのときの状況に合わせて様々な要素を考慮しないといけないですからね。結局ペスカーラが獲得したわけですが、我々は今でもチェックし続けていますよ。とりあえずイタリアにやって来たことは嬉しいですね。若くて優れた素質を持った選手ですし、いいパフォーマンスを見せています」

ペスカーラの話となり、パリ・サンジェルマンへ移籍したマルコ・ヴェラッティについて聞かれたアウシリオは、次のように語った。「いい選手ですね。彼はトレクアルティスタとしてプレーしていましたが、ゼーマンがそのポジションを変えたことが決定的な転機となったのです。カルロ・アンチェロッティがピルロのポジションを下げたのと同じように、ゼーマンはヴェラッティを以前より下がらせて起用したわけですが、彼も同じように成功するといいですね。有能な選手ですが、人生にはタイミングというものもあります。7月に我々はヴェラッティを検討したのですが、ちょうどグアリンの獲得に大きな投資をしたばかりだったのです。グアリンは将来のインテルの柱となる選手ですからね。そして、ガルガーノとムディンガイがレンタルでやってきました。彼らはヴェラッティと特徴がまったく違う選手ですが、今後のインテルに非常に役に立ってくれる存在です。ちょうど、我々が必要としている選手だったわけです。我々としては、ヴェラッティに関してはちょっと時間を稼ぎたかったというのが本音です。そう思っていたのはウチだけではないと思いますが、パリ・サンジェルマンのようなクラブが積極的に動くとどうしようもないですね。ラベッシやルーカスのケースがそれを象徴しています。ウチのスカウトが見つけ出した選手をパリ・サンジェルマンが常に横取りするって?確かに、一度レオナルドにどういうことなのか聞いてみたいですね………(笑)。もちろん、冗談ですよ。彼は優秀ですから」

広報部


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