[アッピアーノ・ジェンティーレ] ナイスセーブの連発でネラッズーリの好調に大きく貢献しているサミル・ハンダノヴィッチは、“Sky Sport 24”のアンドレア・パヴェンティにインタビューされ、自身とインテルについて語った。
「僕は適切な時期にインテルにやって来られたのだと思います。一歩一歩成長して、1ステップずつここまで上がってきたのです。こういった経緯のキーパーはあまりいないと思いますよ。パルマでのブッフォンや、レアルの下部組織でのカシージャスが頭に浮かびますね。ジュリオ・セザルみたいなカンピオーネの代役を務めることについて?それが僕の仕事ですからね。ウディネーゼでも、2005年にデ・サンクティスの代役になりました。これが自分の職業だと割り切って受け止めています。僕はジュリオ・セザルがここでどれだけ活躍した選手なのか分かっていますし、それは誰もが知っていることですしね」
「ここにきてインテルは大きくレベルアップした?まだそう断言するには早いと思います。8勝挙げたからってそう決めつけられるものではありません。チームとしてのバランスを見出せたというのは事実ですが、セリエAはハードなリーグですし、レベルアップしたと言い切れるまでまだ多くの試合をこなさなくてはいけません」
「これまでで最も満足している自分のプレー?僕は、よかったプレーはあまり意識しない方がいいと思うのです。それより、ミスを修正して向上するようにするべきですね。キーパーはすべてのプレーをうまくできるようにしないといけないのですから」
「インテルはスクデット争いに参戦しているのかって?我々はほかの有力チームの邪魔をして戦うためにここにいるのです。口で言うのは誰にでもできることですけどね。我々は、土曜日から始まって口先だけのことなのかどうかが分かってくるでしょう。いずれにせよ、この時点ではまだ何も決まらないですよ。各チームの力が拮抗しているリーグですし、数々の試合がまだありますしね」
2007年9月16日のユヴェントス対ウディネ−ゼ戦について聞かれたハンダノヴィッチは、当時の試合をこう振り返った。「ウディネーゼでの僕の2試合目でした。その前の節ではナポリに1−5で大敗していたのですが、ユーヴェ戦はディ・ナターレのゴールで勝ったのです。あの試合の僕はラッキーでしたが、今回のユーヴェ戦もそうであることが願いですね。いずれにせよ、相手が誰であろうと、常に全力で臨むことが大切です。ここまで素晴らしい結果を出してきたユヴェントスをリスペクトしていますが、とにかく勝利を手にしたい気持ちで試合に臨みます」
「監督の話をするのはあまり好きではありません。とは言え、ウディネーゼ時代のフランチェスコ・グイドリン監督は本当に偉大な指揮官で、もっと評価されるべきだと思っています。ストラマッチョーニ監督は誰もを納得させたみたいですね。彼はインテルのベンチに座ることに値する監督です。結果が彼の手腕を物語っていると思います」
最後に、インテル守護神は改めて土曜日の試合に視線を向けて、こう締めくくった。「ユーヴェ戦は重要な試合ですが、すべての試合が重要なのです。我々にとってトリノで勝つことは、さらなる勝ち点3を得ることを意味するのです。それだけかって?はい、それだけです」
広報部