[ミラノ] FCインテルナツィオナーレ株式会社の2番目の株主となる中国の投資グループと協定が結ばれたことが公式声明された後、"Sky Sport 24"の取材を受けたマッシモ・モラッティ会長はこうコメントした。「まず何よりも、この協定はクラブの強化になることです。それに、中国の最も大きな企業のひとつからの投資はイタリアにとっても良いオペレーションだと思いますね。スタジアム建設の話も含めて、決して簡単ではない現在の状況で中国人の投資家が動くというのは、この国とここの通貨を信頼しているという意味ですから。これは重要なことだと思いますね。価値があることで、同じようなことが繰り返せると思います」
協定の詳細について説明していただけますか?
「(中国投資グループに譲られたのは)少数株主権ですが、今後このグループに投資家が加わっていくことによってパーセンテージが増えていく見込みです。メインの目標は独自スタジアムの建設ですね。これこそ、China Railway 社との取り引きの核で、インテルにとって非常に重要なことです。ウチにとってだけではなく、ミラノの町、そしてヨーロッパ全体にとって大事なことだと思いますよ。China Railway 社は世界中に進出していますが、ヨーロッパでの投資はこれが初めてなのでね」
この協定を結んだことは、インテルのメルカートにどのような影響をもたらすのでしょうか?ファンはこれによって新たな投資が可能になると期待することでしょう。特に、ルーカス獲得に向けての期待が高まるでしょうね。
「外国からの投資があってもルーカスの値札は高いというのはともかくとして、正直言って別問題だと思いますね。これは、将来に備えてのクラブ強化を意味するオペレーションなのです。今後の計画を立てていく意味で貴重なもので、しかも非常に慎重に管理していくべきものです。今シーズンに関しては、我々はかなり気を配ってチーム作りを行う道を選びました。若くてインテリジェンスに溢れる監督と、有能であることを見せた若手選手でね。これは、金を使わないための選択ということではなく、将来の土台を作ることが目標の選択なのです。従って、このようなやり方を続けたいと思っています」
今回の協定によって、インテルブランドはますます大きくアジアに進出することにもなりますよね。インドネシア遠征の際、インテルはアジアで既に人気が高いことが明らかでしたが。
「ええ、中国やインドネシア、その他のアジアの国でも既にファンが多いわけですが、今回の協定でさらにインテリスタが増えるというのは嬉しいばかりです。商業面やファン数の面では、中国がインテルに関心を示すのは間違いなく大きいですね」
夢の独自スタジアムは現実的になってきたと言えるのでしょうか?
「非常に優れたノウハウを持ったパートナーと組んだおかげで、現実的な計画になってきたと言えますね。その意味では、先方は世界一の企業ですし、豊富な経験を持っています。何もかもやらなくてはいけない状態ですけどね。これから適切な場所を見つけて、どういうものにすべきか検討するつもりです。そして数年後、ファンは自分たちだけのホームを持つことになるでしょう」
現在、マルコ・ブランカはブラジルに出張中です。協定の話は別としても、 インテルはルーカスを積極的に追い続けていると言えるのでしょうか?
「ええ、でも追い続けているからってどんな条件でも受け入れるというわけではないですからね」
広報部