ストラマッチョーニ:「今のこの責任を負うことを望んでいた」

UEFAヨーロッパリーグ予選3回戦ハイデュク対インテルの前日会見での指揮官の発言

[スプリト] シーズン公式スタートとなるUEFAヨーロッパリーグ予選3回戦ハイデュク・スプリト対インテルの前日、アンドレア・ストラマッチョーニ監督とハビエル・サネッティが"ポリュド"スタジアムで開催された記者会見に臨んだ。

ストラマッチョーニはまず、こう述べた。「我々は明日の試合に向けてベストの準備を進めてきたつもりです。これまで、試合ごとに調子を上げている様子のハイデュクをとてもリスペクトしています。ホームのハイデュクは熱狂的なファンの支えが大きな利点になっていることも把握しています」

最も警戒している相手選手は誰かと聞かれたストラマッチョーニは、次のように答えた。「私はヴコヴィッチを良く知っています。私がローマの下部組織にいたころ、チェックしていた選手です。中盤の2人とセンターバックと並んで、最も警戒すべき選手だと思いますね。あと、GKも忘れてはいけません」

「ここ最近の4ゲームで、ハイデュクは調子を明らかに上げてきています。すでに公式戦4ゲームをこなしていることは、彼らにとってプラスですね。我々はキャンプを始めてまだ1ヶ月も経っていないわけですし、イタリアのチームにとって8月2日に公式戦を迎えるというのは馴染みのないことです。それでも、我々は良いパフォーマンスを見せられることと思っています」

クロアチアの報道関係者から、ハイデュク下部組織に2年間所属したマルコ・リヴァヤについて質問されたストラマッチョーニは、「有能な若手です。私はプリマヴェーラチームの監督を務めていたので良く知っている選手です。しかし、成長する時間を与えてやるのが大事だと思います」と答えた。

プリマヴェーラからトップチームの監督に昇格してから5ヶ月が経った今、何がどう変わったかと聞かれた指揮官は、「選手とその性質をより良く知ることが出来たので、最初のゲームとは何もかもが違いますね」と述べ、当時に比べて責任が増したことについては「4月にトップチームの指揮を任された時、なんとしてでも8月1日の時点で今の責任を負えるようにしたいと思っていました」と語った。

「我々はヨーロッパリーグを重視していて、最後まで勝ち進みたいと思っています。とは言え、長いシーズンのことを考慮すると、コンディションを8月2日に合わせてトップに持ってくるのはあり得ないことでした。その意味では、明日の試合ではハイデュクの方が軽快な動きを見せることも考えられます。これは承知のことですが、あくまでも言い訳ではありません。コンディションで欠けている部分を、ガッツで埋めるようにするしかないです。インテルがコンディション面で若干後れを取っていることは、我々の目標を変えるようなことではありません。ハイデュクを最高にリスペクトしていながらも、我々は明日の試合で勝つようにしたいです」

最後に、イタリアのクラブがヨーロッパリーグで苦戦するのは何故かと思うか?という質問を向けられたストラマッチョーニは、次のように答えた。「本当に正直に言わせてもらいますと、その理由は分かりません。私に言えるのは、我々はただ参加するためだけにここに来ているのではないということです。インテルにとって現時点のヨーロッパの舞台であるこの大会を、全力で戦っていきたいと思っています」

広報部


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