ストラマッチョーニ:「インテルはインテルのために勝った」

「私が続投しようがしまいが、モラッティ会長は今後のインテルについて明解な考えを持っている」

[ミラノ] 「私が『ダービーの男』なのかどうかは分かりません。我々が勝ったことしか分かりません………(笑)」。プリマヴェーラの監督として2回ミランを下した後、初めてトップチームでのダービーに臨んで勝利を手にしたアンドレア・ストラマッチョーニ監督は試合終了後、"Sky"局のインタビューでこう語った。「勝つことが大事でしたし、何よりもスペクタクルな試合になりました。前半は完璧でしたが、ミランにPKが与えれた悔しい場面とかがありました。私はチームに最初の体勢を取り戻させるようにしました。イブラのゴールの後のチームのリアクションは偉大でした。パルマ戦での3分間のブランクみたいに、これまでネガティブな場面があったことは否定出来ませんが、我々はポジティブな面を見るようにしたいです。例えば、私が監督に就任して以来のインテルは、ミランより勝ち点を手にしているのです。モラッティ会長の言葉?嬉しいですね。でも、私が続投しようがしまいが、会長は今後のインテルについてはっきりとした考えを持っていて、明解なプロジェクトを進めているということを誰も強調しないのが残念だと思います。会長は今日の試合の結果とは関わりなく、インテルのために働いているのですから」

引き続き、"Mediaset"局の取材に応じたストラマッチョーニは次のように述べた。「伸び伸びとした素晴らしい試合でした。 最終的には、全体に見てインテルが勝つに相応しかったと思います。でも、インテリスタとして、ユヴェントスが優勝して喜んでいる映像を見ると、悔しさがこみ上げてきますね。来シーズンこそ頑張ろうという気持ちにますますさせてくれます」

「今夜の試合の最も厳しい時間帯で、パッツィーニが逆転へ向けて大きく貢献してくれたのです。ハーフタイムで、私は選手たちを落ち着かせるようにしました。前半は35分間完璧なサッカーが出来ていたので、その調子を取り戻すようにすることが大事だったのです。再び我々のサッカーをやれるようになって、そのおかげでイブラのゴールの後も落ち込まずに反撃することが出来たのです。3ー2と逆転しても攻め続けて、マイコンの素晴らしいゴールが生まれたのです。インテルはインテルのためにプレーしたのです」

ストラマッチョーニは"Rai"局のマイクを前にして、次のように続けた。「こういった試合でこうやって勝つのは素晴らしいです。ハーフタイムでは、選手たちとは違う視点から物事を見るようにして、彼らを落ち着かせたのです。イブラのPKによって我々のそれまでの平常心がちょっと乱されたのでね。ダービーを制覇するのは、特別な味です。3位の目標が非常に難しいことは把握していますが、計算しないでローマに乗り込んで、勝つことを目指してラツィオ戦に臨みましょう。それで、どこまで行けるかを見ることにしましょう。ユヴェントスが優勝を喜んでいるシーンを見るのは、偉大なインテルを作り上げるための刺激になります。その意味で、モラッティ会長は明解な考えを持っているので」

広報部



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