"PRIMA SERATA"、スタンコヴィッチ:これまでの栄光について

「我々がどれだけの偉業をやり遂げたのか、いつまでも忘れるべきではない」

[アッピアーノ・ジェンティーレ] 「俺はモラッティ会長を信頼している」。インテルチャンネルのゴールデンタイム番組"Prima Serata"(21:00オンエア)のゲストになったデヤン・スタンコヴィッチは、2004年1月からインテルの一員であるベテランの貫禄にモノを言わせて、ここのところチームとクラブが受けている批判に反論した。

「さっきも言った通り、批判的なファンに対して、俺は今後に期待しているし、モラッティ会長に絶大な信頼を置いているんだと強調したいね。モラッティは世界ナンバーワンの会長なんだ。彼よりも優れた会長はどこにもいないね。人生と同じで、スポーツの世界だって正しい選択をすることもあれば、それを間違う場合だってある。しかし、俺がインテルにいたこの長年間、数多い選手が入団するのを見てきたけど、才能がない選手や、やる気のない選手なんて一人もいなかったね。批判する者には、モラッティは一歩たりとも譲らないから、6月にどうなるか見てなと言ってやりたいね」

「俺は、これまでの栄光を忘れないよ。いつまでも忘れないね。チーム内でも、どれだけの偉業をやり遂げてきたのかについて話すこともあるんだ。スクデットを勝ち取るのがどれだけ大変なことか、チャンピオンズリーグ優勝を果たすのがどれだけ難しいことなのか、についてね。俺たちがやったみたいに、すべてのタイトルを手にして見せるのは決して簡単なことではないんだ。これがどれだけの至難の業なのかは、数年後に振り返ってようやく分かるのかも知れない。もしかしたら、俺たちはまだ把握していないのかも知れないね。だからこそ、これまでやってきたことを忘れてはいけないんだ。自分自身にそう言うし、ファンにもそう言いたいよ」

「先日のマルセイユ戦の後、家に帰ったら、子供たちがまだ起きてたんだ。アレクサンダーは寝たくないみたいで、泣きじゃくっててさ。俺は彼を抱き上げて、負けること、譲ることを受け入れるのは大事なんだよ、って言い聞かせたのさ。その後、妻のアンナと長い間話したね。2回も92分で失点した最悪の不運が精神的にかなり響いていたので、彼女と話すことで気分が少し落ち着いたんだ。翌朝は、起きて家族と朝食を取って、子供たちを学校に連れて行ったりで、試合のことは頭になかったさ。アッピアーノに向かう途中、また思い出したけどね。でも、もう過ぎたことだ。シーズンを最良の形で終えるように、1試合1試合をこなして、勝ち点をなるべく多く溜めていくようにしなといけない。3位?まだ可能だからね。前にいる他のチームだって、不調の時期が訪れるかも知れないんだ。後で後悔しないため、ミスを犯さないようにして頑張り続けよう」

広報部


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