[ヴェローナ] ヴェローナ戦終了後、ディエゴ・ミリートの得点の場面で感動を露わにした時の映像を見せられたクラウディオ・ラニエリ監督は、"Sky Sport"のマイクを前にしてこうコメントした。「何を意味しているのかって?このチームに思い入れがあるということを意味しているのですよ。選手たちは本当に良いプレーをしてくれていたし、勝ち無しの屈辱の1ヶ月の末、ようやく勝つべくして勝った喜びがこみ上げてきたのです。選手たちは勝利に値する努力と忍耐力を見せ続けたので、本当に嬉しかったですね。感動するというのは素晴らしいことですよ。私は感動を味わうためにこの仕事をやっているのです」
「今夜の結果は士気があがるものですね。チームには『カターニア戦の後半から再スタートするようにしよう』と言っていたのです。 今夜の勝利は、本当に貴重です。火曜日のマルセイユ戦は、サン・シーロが満員になってファンが後押ししてくれることを願ってますよ。簡単な試合ではないでしょうが、我々は全力で臨みます。可能性はあるので、とにかくやってみましょう。ファンの応援に支えられてね」
「現時点での次のステップは、チャンピオンズリーグで勝ち進むことです。みんなにとって重要な目標ですが、特にピッチに上がる我々にとって大事なことなのです。我々はこれまでやってきたのと同じことをやり続けるだけですが、やっぱり勝つとすべてが楽しくなりますね。インテルにとって、1ヶ月間ゴールを1点も決められず、何もかも御破算になっていくのを見ているのは本当に厳しいことなのです。だからこそ、この選手たちに『ありがとう』と言わせてください」
マルセイユがフランスリーグで4連敗を喫していることは朗報なのではないか?と聞かれたラニエリは、「逆転出来るという希望につながる要素は、我々の中に見出すのです」と答えた。「その意味で、今夜の勝利はこの上ないタイミングでしたね。これによって勇気が付いたし、我々はすべての武器を使ってマルセイユ戦に臨まないといけません」
今日はマッシモ・モラッティもヴェローナに足を運んだが、ラニエリは会長について次のように語った。「試合後、我々と同じように喜んでいましたよ。みんなを褒めてくれました。会長は我々を支えるためにヴェローナに来てくれたのです。彼はいつも全面的に支えてくれるし、私は彼と最高の関係をもたせてもらっています。1ヶ月も連敗が続く監督は、平静であり続けることは簡単ではないことのはずですが、私はなんとか平静さを保つことに成功したと思います。私の仕事を続けて、このチームがもっと上に行けるようにしたいと思いますね」
マッシモ・モラッティ会長は今夜のアンドレア・ポーリを公の場で称えたが、ラニエリも彼を称賛した。「ポーリは努力を一切惜しまない選手で、 今日は素晴らしいゲームをしました。私は彼のパフォーマンスに大満足ですよ。しかし、今夜はチーム全体が良かったのです。チームとしてまとまっていました。インテルがこのようなプレーをするのを見るのは久しぶりでしたね」
「今夜のスナイデルは、一瞬たりとも止まらずに積極的に動いてました。私がインテルに来て以来、彼がこんなに調子が良いのを見たことがないですね。 この感じで続ければ、今シーズンも違いを示せる存在になると思いますよ。フォルランはプレーのリズムが向上してきているし、これからは決定的なゴールを決め始めると私は信じていますね」
「今夜の試合は良い姿勢で始めましたが、またしても途中で崩れる可能性もなくはなかったのです。でも、選手たちは本当に最高でした。ひとことで言えば、インテルらしいプレーを見せてくれたのです」
広報部