[アッピアーノ・ジェンティーレ] 元チームメートに挨拶するため、今朝"アンジェロ・モラッティ"トレーニングセンターを訪れたエルナン・クレスポは、インテルチャンネルの取材に応じてネラッズーリ時代の思い出を語った(ナガヤ・ベッカロッシによるインタビューは今夜19:50放送の"エルナン・クレスポ特集"でオンエアされる)。
「僕がいた頃に比べると、インテルはトロフィーやタイトルがずいぶんと増えたけど、基本は変わってないね。暖かく迎えてくれたみんなに感謝してるよ。久しぶりにアッピアーノにやって来て、当時のチームメートと再会するのは素晴らしい経験だった」
「ハイレベルでのプレーを諦める決断を取るのは、決して簡単なことではなかった。そもそも、そう決めたばかりなので、この件について喋るのも難しいくらいなんだ。でも、厳しいけど、これが人生だからね。サッカーの世界で、これから何か面白いことをやっていけるのが願いだよ」。イタリアを後にすることを決心たクレスポは、"リーサル・ウェポン"と呼ばれてインテルで活躍していた時代を次のように振り返った。「ここインテルでは、初日から何もかも素晴らしかった。最も印象に残っているタイトルといえば、ユヴェントスがセリエBだった(2006ー07)シーズンのスクデットだね。モラッティが会長になって以来、インテルが初めてピッチで獲得した優勝だったんだ。長年も屈辱を味わい続けたインテリスタ、それに僕みたいに他クラブでもユヴェントスを追っかけ続けた選手にとって、あの時の優勝の嬉しさは忘れられないものさ」
「僕がインテルで決めたゴールで最も気に入っているもの?難しいね。大袈裟に聞こえるかも知れないけど、ゴールは自分の子供みたいなものなんだ。すべてのゴールを覚えてるし、そのひとつひとつが試合前の週に積み重ねた努力と練習の結果だからね。もちろん、中には特にスペクタクルだったり、特に重要だったりするゴールもあるさ。あえて1つだけ挙げるとしたら、インテルの一員として最後に決めたゴールかな。あまり出番がない時期だったけど、アウェーでのキエーヴォ戦で先発して、得点したんだ。インテリスタでいっぱいのゴール裏スタンドに駆け寄って喜びを爆発させたのは、信じられないくらい最高の気分だったよ」
広報部