ミリート:「僕たちは勝利を必要としている」

ディエゴはインテルチャンネルのインタビューで「パレルモ戦は4得点したのに勝てなかったのは悔しい」と発言

[アッピアーノ・ジェンティーレ] インテルチャンネルの試合前日インタビューコーナー"A tu per tu"の今週のゲストは、パレルモ戦で"ポーカー"(4得点)を達成したディエゴ・ミリート。「めったに出来ない、本当に珍しいことだよね。でもたまに、すべてのプレーがうまくいく試合があるんだ。今回は、それでもチームが勝てなかったことが残念さ。4ゴールを決められるという幸運に恵まれたのに試合に勝てないってのは悔しいね。これまで"ポーカー"をやり遂げたのは、スペインでプレーしていた時代の1回だけだよ。レアル・マドリーが相手のコパ・デル・レイ戦だったんだ」

パレルモ戦では、インテルが4ー3とリードしていた場面での得点がノーゴールとされたが(副審はマイコンのクロスがラインを割っていたと判定)、それが認められていたら5ゴール達成になっていたことを指摘されたミリートは、笑いながらこう答えた。「でも、あれが認められてても、結局4ゴールだったんじゃないかな………。本当のことを言うと、3点目がちょっとオフサイドだったんでね。何はともあれ、得点はもっと少なくてもいいから、勝利を手にしたかったよ」

これだけ簡単にゴールを決められる今、どうやっても得点出来なかった時が嘘のように思えるが………。「ゴールの真ん前からでさえ決められなかった当時言っていたことを、今も繰り返して言うよ。世界中のフォワードがいつかは直面することなんだ。何をやっても、どうしてもボールが入ってくれない時期というのがあるのさ。そういう時は焦らないで、落ち着きを保って練習に励み続けるしかない。僕は、平静さを失わかったよ。僕たちアタッカーはゴールが命だから、 ゴール数だけで評価されるというのがある。でも、僕はシーズン序盤から調子は良かったよ。すべてにおいて良いゲームをやっていて、ゴールだけ決めることが出来なかったんだ。今、僕がピッチでやっている動きは当時と同じなんだよ。ただ、枠を外れたり、バーやポストに嫌われていたシュートが、今はネットを揺らすようになった、ということだけなのさ。いずれにせよ、僕はチームのためにプレーして、チームのためにベストを尽くすようにしているんだ」

ローマ対インテル戦は悪天候のため、5日(日)に延期となったが、このカードはミリートにとって、最高の思い出を蘇らせるものでもある。「2010年5月5日のローマ戦(TIMカップ決勝)は素晴らしかった。僕が決勝ゴールを決めて、インテルは3冠の1つ目のトロフィーを手にしたんだ。今回もローマ相手に勝てることを願っているよ。僕自身は良いプレーをしてチームに勝利をもたらせることが願いさ。僕たちは、勝利を必要としているからね」

ローマとインテルは、今シーズン中にいろいろと変化があったチームだが、ディエゴはこれについてこうコメントした。「多分、ローマより僕たちの方が変動が大きかったんじゃないのかな。向こうはシーズン最初から同じ監督だし、プレースタイルも変わっていない。結果に波があっても、やってるサッカーのコンセプトは同じなんだ。一方、僕たちは監督が代わって、プレースタイルが変わったからね」

広報部



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