［アッピアーノ・ジェンティーレ］ 「私が選手だった頃、チームの選手陣は通常13、14人でした。ある日、私は当時の監督だったニルス・リードホルムに、試合に出るために他のクラブに行きたいと申し出たのです。私は、他のチームで経験を重ねて、サッカー界に残るべきか、もしくは別の職を探すべきなのか、知りたかったのです。あの時、私は他のチームに行きました。で、あれから長年が過ぎた今、私はこの通りにまだサッカーに携わっています。人生には、進路が分かれる時がやってくるものですが、そういった分かれ道に出会った時は、適切な選択を取ることが大事ですね」。クラウディオ・ラニエリ監督はインテルの若手選手が他クラブで武者修行をすることについて感想を聞かれ、このように語った。
指揮官はチャンピオンズリーグのマルセイユ戦に向けての準備計画にも触れた。 「3日おきに試合がある状況がもう少し続きますが、ローマ戦の後に5、6日間連続でトレーニングに集中出来る期間があります。自分の力をフルに発揮出来ていない選手の調子を上げることを普段から意識しています。その意味で、フォルランとスタンコヴィッチのコンディションを特に見ていこうと思っています。スナイデルはすでに良い状態になってきていて、ちょうどマルセイユ戦の前ぐらいにベストコンディションに達するはずです」
スタンコヴィッチの復帰について、ラニエリはさらに細かく語った。「毎日、数パーセントだけトレーニングの負担を増やすようにしているのですが、非常に良い感じで回復していっています。今日はサッカーシューズを履いたと思うのですが、明日になってアキレス腱の状態がどうなっているか見ましょう。その日その日の彼の状態をチェックしているのです。今のところ、常に良くなっている様子ですが、これはとても重要でポジティブなことですね」
明日のレッチェ戦に勝てば、インテルはカンピオナート8連勝を達成するわけになるが、これについてラニエリは「私にとって、何の意味もないことですね」とコメントし、「明日の試合に勝つことは、さらなる勝ち点3を手にするという大きな意味を持つだけです。連勝とか記録とかは、興味ないですね」 と付け加えた。
広報部
