クリスティアーノ・ビラーギがインテルに加入

新加入のDFは今シーズン終了まで買い取りオプション付きの期限付き移籍で加入する。

 ミラノ発 – クリスティアーノ・ビラーギが公式にインテルの選手となった。イタリア代表の同選手はフィオレンティーナから今シーズン終了まで買い取りオプション付きの期限付き移籍で加入する。

 メリーランド州、ボルチモア。その夏、インテルはマンチェスター・シティとピレリ・カップで対戦した。インテルのユニフォームを身に着けてファーストチームの選手と共に出場していたある若い選手が、パワフルで精確なシュートを突き刺した。まだ18歳にもなっていなかったこの選手は両手で顔に触れ、今自分がしたことがまるで信じられないようだった。

 ネラッズーリはクリスティアーノ・ビラーギの運命だった。この日、自身の名前を世界に知らしめた同選手だったが、それまでの道のりは長かった。1992年9月1日にチェルヌスコ・スル・ナヴィーリオに生まれたビラーギは、まずアタランタのユースでプレーした後でインテルのエリート・アカデミーに加入した。

 ビラーギはインテルアカデミーでU13、U15、U17と進み、U17ではダービーゴールも記録している。一時はプロ・セストに期限付で移籍したが、インテルのU19では2シーズンで56試合に出場し、2ゴールを決めた。2010年夏にはトップチームに昇格し、上記のシティ戦では本来の利き足は左であるにもかかわらず、右足で見事なシュートを決めた。

 2010-11シーズンには公式戦2試合に出場したが、どちらもチャンピオンズリーグであり、対戦相手はFCトゥウェンテとヴェルダー・ブレーメンだった。インテルアカデミーからプロ昇格を果たした若いインテリスタにとって夢が現実になった瞬間だった。2011年にヴィアレッジョ・カップに優勝した後、主にイタリア国内の多くのクラブを渡り歩くこととなる。ユーヴェ・スタビア、チッタデッラ、キエーヴォ、グラナダでプレーした後、ペスカーラに移り、更に今から2シーズンエにフィオレンティーナに移籍した。フィオレンティーナ時代にビラーギはイタリア代表に初招集され、これまでに5試合出場1得点を記録している。

 熱心なテニス・ファンであるビラーギの憧れの選手はロジャー・フェデラーであり、ビラーギはこのテニス界のスター選手が重要な局面でも冷静でいられる能力を称賛する。またダヴィデ・アストーリもビラーギにとってもう1人の憧れの選手であり、今やこの新しいネラッズーリDFの特徴ともいえる尊敬、情熱、謙虚さはアストーリから学んだものだ。人物としては批判や称賛に左右されることはなく、これから再びネラッズーリのユニフォームを纏い、チームのためにその左足でチャンスを作る準備はできている。子ども時代の夢の一部を既に叶えたビラーギだが、これからは一部といわず、その夢の全てを体験することができるだろう。

 インテルとインテル・ファンの元におかえり、クリスティアーノ・ビラーギ。幸運を祈っている。#WelcomeCristiano


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