バレンシア発 – インテル・サマーツアー2019最終戦はPK戦で決着がついた。インテル対バレンシア戦の90分間は1-1で終了、PK戦の末にインテルが勝利を挙げて、バレンシアFCにとって伝統のサマープレシーズン大会であるbwin Naranjaトロフィーを獲得した。最後はバストーニが冷静にネットを揺らして試合の終止符を打った。レギュラータイムでは前半にソレール、後半にエスポージトが獲得したPKをポリターノが沈めた。
来週末に開幕のラ・リーグを控えるバレンシアはフィジカル的にインテルを上回っていた。同スペインチームは試合開始から猛烈なプレッシャーをネラッズーリに与え、アントニオ・コンテ監督は今夏プレシーズン中の全試合で実践している2トップにラウタロ・マルティネスとマッテオ・ポリターノの起用。
前半を通してバレンシアは左サイドから頻繁に攻撃を仕掛け、ソレールが最も活発な動きを見せてラインのギャップのスペースを探し出してインテル守備陣の問題となった。まず12分にガメイロの決定機をハンダノヴィッチが防ぐ。インテルはカウンターアタックから活路を見出そうとするも上手くいかない。29分にはインテル主将が再び好セーブで披露するも、38分にゲデスからのクロスをソレールがフリーでヘディングシュートを決めて、前半はバレンシアの1点リードで終了した。
後半開始から元インテル選手コンドグビアがピッチに入り、早々にシュートを打つがハンダノヴィッチが止める。62分、ボックス外からガメイロがターンしてシュートするもインテル守護神がセーブ。67分にラウタロがロングレンジのシュートを放ったがゴールとはならず。そして動きがないまま迎えた81分、途中出場のエスポージトが相手ペナルティーエリア内でシェリチェフに倒されてインテルがPKを獲得。キッカーはポリターノが務め、ゴール右下に蹴り込んだ。試合終了直前にはスペースがオープンになり、まずベシーノのシュート(90分)。そしてシェリチェフがハンダノヴィッチを抜き去りシュートしたがゴールライン上でデ・フライがクリアした。ディマルコにもチャンスが訪れるがスコアは変わらずに主審が終了の笛を吹いて、試合はPK戦に突入した。
両チームともに6人目まで成功し、バレンシアの7人目ガレイが大きくゴールバーの上に外してしまう。後攻のインテルはバストーニが冷静に沈めて、Trofeo Naranjaのタイトルを掴んだ。
インテル1-1 バレンシア(PK6-7)
得点者:ソレール(38分)、ポリターノ(82分PK)
PK戦:イ・カンイン(成功)、ガリアルディーニ(成功)、フェラン(成功)、ベシーノ(成功)、チェリシェフ(成功)、ディマルコ(成功)、マキシ・ゴメス(成功)、エスポージト(成功)、パレホ(成功)、ロンゴ(成功)、コンドクビア(成功)、アサモア(成功)、ガライ(失敗)、バストーニ(成功)
インテル:1 ハンダノヴィッチ;33 ダンブロージオ、6 デ・フライ、37 シュクリニアル(69分95 バストーニ);87 カンドレーヴァ(83分11 ディマルコ)、23 バレッラ(69分8 ベシーノ)、77 ブロゾヴィッチ(83分20 ボルハ・バレロ)、12 センシ(69分5 ガリアルディーニ)、29 ダルベルト(69分18 アサモア);10 ラウタロ・マルティネス(69分70 エスポージト)、16 ポリターノ(83分21 ロンゴ)
ベンチ:27 パデッリ、46 ベルニ、73 アゴウメ、98 ピロラ
監督:アントニオ・コンテ
バレンシア:1 ドメネク(46分13 シレッセン)、5 ガブリエル・パウリスタ、7 ゲデス(79分20 フェラン)、8 ソレール(65分11 チェリシェフ)、9 ガメイロ(65分マキシ・ゴメス)、10 パレホ、14 ガヤ(65分3 サルバ・ルイス)、17 コクラン(46分22 6 コンドクビア)、18 ヴァス(46分21 ピッチーニ)、19 ロドリゴ(79分16 イ・カンイン)、24 ガライ
ベンチ:2 バジェホ、4 ジェイソン、23 ソブリノ、28 クリスティアン
監督:マルセリーノ・ガルシア・トラル
イエローカード:ヴァス、シュクリニアル
アディショナルタイム:2分 + 3分
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