サッスオーロ発 – ネラッズーリのU19が6月11日(火)、この6年間で10回目で3年連続となるプリマヴェーラ決勝進出を決めた。この日インテルU19はサッスオーロのスタディオ・リッチで行われた準決勝でローマと対戦し、3-0の勝利を収めた。まずコリーディオがPKを決めて先制点を奪い、試合終了前の10分間でエスポジトが2得点を挙げてチームに勝利をもたらした。
この試合で最初のチャンスを作ったのはローマだ。しかしペッツェッラのシュートはデキッチがセーブ。続いてこぼれ球からチェラーにシュートを許したが、これはクロスバーに嫌われた。その2分後、今度はインテルに好機が訪れる。コリーディオとのパス交換からサルセドがフィニッシュに持ち込んだが、グレコにセーブされる。サルセドは20分にもチャンスを作り、グラッシーニのクロスに頭で合わせるも、これは枠外に飛んだ。
23分、ついに膠着状態が破られる。コリーディオがペナルティーエリアで倒されインテルがPKを獲得すると、同選手自身がこのPKを決めて1-0とする。対するローマは36分、同点のビックチャンスを得る。だがデキッチが見事なセーブで失点を防いだ。
後半に入り、試合は速いテンポで進んでいく。後半序盤、ザッパのクロスからガヴィオリにヘディングのチャンスが訪れる。試合開始から60分が過ぎた頃、パローディにインテルのゴールが脅かされるも、ノーランのブロックで事なきを得た。
そして試合終了前の10分間で、2002年生まれのネラッズーリがインテルの決勝進出に決定的な役割を果たす:その少し前に途中出場したエスポジトがペナルティーエリアの角から右足を一閃し、インテルに追加点をもたらした。その5分後にはスキロにも追加点のチャンスが訪れるが、同選手はGKグレコとの1対1に敗れ、ローマのゴールネットを揺らすことはできなかった。しかし監督マドンナ率いるネラッズーリはアディショナルタイムにダメ押しの3点目を決めることに成功する:スキロへのファールでカリネルッティが退場となり、インテルがペナルティーキックを獲得すると、これをエスポジトが確実に決めた。こうしてインテルはローマに3-0で勝利し、決勝進出を果たした。
現イタリア王者のインテルは14日(金)、スクデット獲得を懸けてパルマのスタディオ・タルディーニでアタランタと対戦する。
インテル 3-0 ローマ
得点者:コリーディオ(24分/ PK)、エスポジト(80分、90+1分/ PK)
インテル:1 デキッチ;22 ザッパ、4 ノーラン(C)、6 リッツォ;2 グラッシーニ(59分7 パーセン)、8 ガヴィオリ(68分26 ジャネッリ)、5 ポンペッティ(83分24 ロリッチ)、14 スキロ、3 コッラード;11 サルセド(83分9 ヴェルガーニ)、18 コリーディオ(68分20 エスポジト)
ベンチ:12 ポッツェル、21 スタンコヴィッチ、10 メロラ、13 ファン・デン・エイデン、16 エンツベ、17 アティス、23 ムラッティエリ
監督:アルマンド・マドンナ
ローマ:1 Greco, 3 Semeraro (64’ Besuijen 17), 4 Bianda (87’ Trasciani 13), 5 Cargnelutti (C), 6 Pezzella, 7 D'Orazio, 8 Greco, 9 Celar (87’ Bucri 19), 11 Cangiano (64’ Estrella Galeazzi 20), 14 Parodi (76’ Silipo 18), 21 Darboe
ベンチ:24 Cardinali, 15 Santese, 16 Simonetti, 22 Nigro, 23 Buttaro, 25 Tripi, 26 Bove
監督:アルベルト・デ・ロッシ
イエローカード:ダルボエ(72分)
退場:カリネルッティ(89分)
アディショナルタイム:1分+4分
主審:アルベルト・サントロ(メッシーナ)
副審:マッシミーノ(クーネオ)、ヌッチ(ヴァルダルノ)
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