ミラノ発 - 6万人を超える観客が訪れたサン・シーロ開催の今季セリエA第33節インテル対ASローマ戦は前半にエル・シャーラウィ、後半にペリシッチがゴールを決めて引き分けで終了となった。この結果、ネラッズーリは勝点61で3位を維持しており、5位と勝点6離している(明後日、ナポリ対アタランタの結果次第)。
来季チャンピオンズリーグ出場権を狙うインテルとローマは慎重な立ち上がりを見せたが最初のチャンスはローマが掴む。6分、コラロフがボックス前から得意の左足で弾丸シュートを打つがゴール枠外。インテルも8分にマッテオ・ポリターノからのクロスをラウタロ・マルティネスがゴール前でヘディングシュート。だがローマGKミランテがゴールライン上で跳ね返し、こぼれ球をナジャ・ラインゴランがつめたが相手選手に当たってゴールとはならず。14分、ローマが先にスコアを動かす:左サイドから中央にカットインしたエル・シャーラウィが右足を一閃。ボールはインテルゴール左サイドネットを揺らした。その後はネラッズーリがゲームを支配するも決定的チャンスは生まれない。33分には再びエル・シャーラウィがボックス内でチャンスを迎えるが同選手のシュートはハンダノヴィッチが手で抑える。インテルはペリシッチのセンタリングをマティアス・ベシーノが頭で合わせるもゴール右(37分)。前半終盤、クワドオ・アサモアが左サイドからドリブル突破(41分)、ポリターノのミドルシュート(43分)、ペリシッチのクロスをダニーロ・ダンブロージオがヘディングシュート(45分)と立て続けにゴールチャンスは作るも実を結ばず。ネラッズーリは1点ビハインドでハーフタイムを迎えた。
後半開始からインテルは両サイドから攻撃を仕掛け、49分にポリターノのセンタリングをゴール前でラウタロが頭で合わせたがミランテの正面。反対にローマもペッレグリーニのシュートはゴール枠内に飛ばず(51分)。その10分後、インテルが試合を振り出しに戻す:右サイドのダンブロージオからのアーリークロスをファーサイドに走り込んだペリシッチがダイビングヘッドでボールを叩いてネットを揺らした(61分)。さらに66分、ペリシッチがゴールから25mの位置から直接FKで得点を狙うもゴールバーの上。ローマは左CKのこぼれ球をペッレグリーニが弾道の低いシュート。だがハンダノヴィッチがしっかりセーブする(68分)。70分、ポリターノの素早いスローインからベシーノがゴール前に折り返し、走り込んでラウタロがジャンピングボレー。だがボールはゴールバーを越えていった。後半終盤は両チームに得点チャンスはなく、試合終了間際にコラロフが左サイドからドリブルでゴール前に侵入してシュートする。しかしハンダノヴィッチが素晴らしい反応で止めた(90分)。後半アディショナルタイム3分間でもゴールは生まれず、試合をほぼ優勢に進めたインテルは勝点1止まりとなった。
次節はサン・シーロで今季リーグ王者となったユヴェントスを迎え撃つ。
インテル 1-1 ローマ(前半0-1)
得点者:エル・シャーラウィ(14分)、ペリシッチ(61分)
インテル:1 ハンダノヴィッチ; 33 ダンブロージオ、6 デ・フライ、37 シュクリニアル、18 アサモア;20 ボルハ・バレロ、8 ベシーノ; 16 ポリターノ(11 ケイタ・バルデ 84分)、14 ナインゴラン(9 イカルディ 54分)、44 ペリシッチ; 10 ラウタロ(15 ジョアン・マリオ 79分)
ベンチ:27 パデッリ、5 ガリアルディーニ、13 ラノッキア、21 セドリック・ソアレス、23 ミランダ、29 ダルベルト、87 カンドレーヴァ
監督:ルチアーノ・スパレッティ
ローマ:83 ミランテ;24 フロレンツィ、44 マノラス、20 ファツィオ、11 コラロフ;4 クリスタンテ、42 エンゾンジ; 17 ウンデル(22 ザニオーロ 46分)、7 ペッレグリーニ(34 クライファート 81分)、92 エル・シャーラウィ; 9 ジェコ
ベンチ:1 オルセン、63 フザト、5 フアン・ジェズス、8 ペロッティ、14 シック、15 マルカノ、19 コリッチ、27 パストーレ、53 リッカルディ
監督:クラウディオ・ラニエッリ
イエローカード:ベシーノ、クリスタンテ、ザニオーロ
アディショナルタイム:1+3分
主審:グイダ
副審:メリ、ヴァレリアーニ
第4審判:マンガニエッロ
VAR:カルヴァレーゼ、ヴィヴェンツィ
English version Versión Española Versi Bahasa Indonesia 中文版 Versione Italiana