ラニエリ:「イタリアサッカーにとって良い年になるように」

"Sky Sport"独占インタビューでの指揮官の発言、パート2

[アッピアーノ・ジェンティーレ] "Sky Sport"局のクラウディオ・ラニエリ監督スペシャルインタビュー、パート2をどうぞ。(パート1はここをクリック

ラニエリ監督がもっと早くにインテルに就任していたら、どんなに高額をオファーされてもサミュエル・エトオはアンジに移籍しなかっただろう、というのは本当ですか?

「それは分かりませんね。でも、私はエトオをまだ有名ではなかった頃から評価しているので、彼は私を尊敬してくれていることだと思いますよ。私がユヴェントスの監督だった時も彼を獲得しようとしたのですが、これを明かしたのはエトオ本人ですからね。私はメルカート事情は明かさない主義ですが、本人がそう言ったということは、私の評価を意識しているということだと思います。まあ、私がもっと早くインテル監督になっていたら、彼は退団しなかっただろうと思えるのは嬉しいことです。でも、ただの仮定に過ぎないので」

ヴェスレイ・スナイデルの評価はいかがですか?実際にチームの方向性を変えられる存在だと思ってらっしゃいますか?

「彼とディエゴ・フォルランは、今後のインテルに輝きを与えることが出来る選手だと思っていますが、それが簡単なことだとは思っていません。現在、彼らがいない中で作り上げたチームは、見ていて美しいサッカーをやらない時があるかも知れませんが、どんなボールにも食らい付いて、粘り強く戦うコンパクトで現実的なチームです。そこに、華麗なプレーが持ち味の有能な選手が加わるとなると、現在の微妙なバランスが崩れる可能性もあるのです。そうならないようにするのが重要です。私としては、それが出来ると信じていますよ。しかし、何よりも選手本人が、良い意味でチームの方向性を変えるように努力しないといけません。でないと、逆効果になりかねないのでね」

1月のメルカートに関して、クラブにどのようなリクエストをするつもりでしょうか?

「メルカートについては、頻繁にマルコ・ブランカやピエロ・アウシーリオ、そして会長と話していますので、クラブは私の考えを理解しています。どういったことが可能なのか、様子を見ていましょう。確実に言えるのは、私は無造作に選手を獲得することには反対だということですね」

このインテルは再びスクデット争いに参加出来るようになったと思われますか?

「いや、まだですね。もっと向上しないといけません。上位でミラン、ユヴェントス、ウディネーゼと争えるようになるまで、まだ道のりは長いです。ウィンターブレイクが明けて、休み前のパフォーマンスが続行出来るかどうかがポイントになるでしょうね」

2012年はインテルの年になれると思ってらっしゃるのでしょうか?

「それが願いですね。良い結果を出して、上位のチームに追い付くこと。主役を演じるインテルにするのが目標です」

全体的に、どんな願いを抱いて新年を迎えられますか?

「外国におけるイタリアサッカーのイメージが、ピッチでのプレーだけに関連するものであって欲しいですね。イタリアのクラブの活躍が注目されて、我が国のチームと対戦するのがどれだけ厳しいかということが話題になるようになって欲しいです。業界のすべての人々が、このスポーツに対して愛情と感謝の気持ちを込めて、もっとサッカーを大切にするようになるのが、私の願いです」

広報部



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