ロンドン発 - すべては12月11日に決着する。11月27日(水)夜のチャンピオンズリーグ・グループB第5節、ルチアーノ・スパレッティ率いるインテルはウェンブリーでトッテナム・ホットスパーに1-0で敗れた。これでネラッズーリと同イングランドチームは勝点7で並んだ。そして運命のグループステージ最終節、インテルはサン・シーロでPSV、スパーズは敵地でFCバルセロナと対戦する。
予想通り試合開始からボールをキープして主導権を握ったトッテナムが7分に早速チャンスを作り出す:ハリー・ケインが左サイドからドリブルで切り込み角度のない位置からシュートするが、サミル・ハンダノヴィッチが体で止めた。その後もデレ・アリがボックス手前から狙うもゴールの上(12分)、エリク・ラメラがミドルシュートを放つがゴール右に外れる(19分)。なかなか攻撃の形を作れないインテルはビルドアップが上手くできず、中盤でボールを失って相手ゴールまで進めなかった。
そしてホームチームは30分にカウンター攻撃を仕掛ける:モウゼ・シソコがドリブルで右サイドを突破して中央にパス。そこへ走り込んで来たルーカスがダイレクトシュートを放ったがハンダノヴィッチが止める。さらに38分、ウィンクスのミドルシュートがゴールバーを直撃してインテルは肝を冷やした。ハーフタイム直前に筋肉の問題を抱えたラジャ・ナインゴランと交代してピッチに入ったボルハ・バレロがゴール前で決定機を迎えるも、同スペイン人選手はシュートを打てずに先制ゴールのチャンスを逃した。
後半最初のシュートはマウロ・イカルディのおとしから、マティアス・ベシーノのダイレクトシュートだった(49分)。勝利が必要なトッテナムは積極的に前線からプレスを仕掛けてインテルにリズムを作らせない。だが62分、イヴァン・ペリシッチのアーリークロスをファーサイドでシュクリニアル がつま先で触るも惜しくもゴール枠外。
トッテナムもラメラのクロスをデイビスが頭で落としてアリが右足を振り抜くがネットを揺らせず(67分)。続けて70分、途中交代のエリクセンのFKをフェルトゲンがゴール前でヘディングシュート。フリーの状態で放たれたシュートだったが、枠に飛ばず同ベルギー人は頭を抱えた。ネラッズーリもペリシッチがボルハ・バレロとの連係から強烈なシュートを打つがGKロリスが右手で弾く(76分)。
そして試合時間10分となり、トッテナムが均衡を破る:右サイドからシソコがドリブルでボックス内に侵入してアリにパス。同イングランド選手は後ろから追い越して来たエリクセンにラストパスをして、同デンマーク人選手は豪快にインテルゴールネットを揺らした(80分)。先制を許したインテルは攻撃の糸口を見つけられずに後半アディショナルタイムを迎える。そしてラストプレーとなった右CKのこぼれ球をアサモアが叩くもトッテナムが体を張って止め、シュクリニアル のクロスはベシーノが頭で触ったが味を結ばなかった。この結果、インテルとトッテナムの決勝トーナメント進出の行方はグループステージ最終節で決まる。
インテルは今週末にローマ、来週末にはセリエA首位を走るユヴェントスとアウェイで戦い、12月11日(火)は運命のPSV戦をホームで迎える。
トッテナム 1-0 インテル(前半0-0)
得点者:エリクセン(80分)
トッテナム:1 ロリス;24 オーリエ、4 アルデルヴァイレルト、5 フェルトンゲン、33 デイビス:8 ウィンクス(15 ダイアー 87分)、17 シソコ、11 ラメラ(23 エリクセン 70分)、20 デレ・アリ、27 ルーカス(7 ソン 62分); 10 ケイン
ベンチ:22 ガッサニーガ、3 ローズ、16 ピーターズ、18 ジョレンテ
監督:マウシリオ・ポチェッティーノ
インテル:1 ハンダノヴィッチ; 33 ダンブロージオ、37 シュクリニアル、6 デ・フライ(23 ミランダ 82分)、18 アサモア;8 ベシーノ、77 ブロゾヴィッチ;16 ポリターノ(11 ケイタ・バルデ 83分)、14 ナインゴラン(20 ボルハ・バレロ 44分)、44 ペリシッチ; 9 イカルディ
ベンチ:27 パデッリ、10 ラウタロ、87 カンドレーヴァ
監督:ルチアーノ・スパレッティ
イエローカード:アルデルヴァイレルト、ラメラ、デ・フライ、ソン
アディショナルタイム:1+3分
主審:チャキル
副審:デュラン、オングン
追加審判:ゴセク、シムシェク
第4審:エイソイ
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