ローマ発 - ネラッズーリはスタディオ・オリンピコで素晴らしいパフォーマンスを出し、今年5月20日のようにアウェイでラツィオに勝利した。ネラッズーリは今節、マウロ・イカルディとマルセロ・ブロゾヴィッチのゴールにより0-3で圧勝。セリエAで6連勝を果たすと同時に、第10節終了時点での勝点数はナポリと同数の22となった。
序盤はお互いの出方を探り合っていた両チームだが、すぐに試合のテンポは上がっていった。9分、ペリシッチがグラウンダーのパスを出したが、ファーポストのイカルディはタイミングが合わずフィニッシュに持ち込めない。16分にはシュクリニアルがCKに頭で合わせたが、ラツィオGKストラコシャにキャッチされる。その数秒後、ラツィオのカウンターからインモービレにビックチャンスを与えたインテルだが、シュートに持ち込まれる前にミランダが見事なスライディングで阻止した。23分にはペリシッチが左サイドから切り込んでシュートするが、ボールは右ポスト横に外れてしまう。しかし28分、ついにネラッズーリが先制ゴールを挙げた。PA内から左足でアウトサイドキックを放ち、見事ゴールネットを揺らしたのはマウロ・イカルディだ。激しい雨の中、ルチアーノ・スパレッティ率いるインテルは相手にプレッシャーをかけ続ける。その間、ベシーノに2度ほど好機が訪れたが、同選手のシュートは相手GKに阻まれる。そして28分、ブロゾヴィッチが左足での強烈なミドルシュートをゴール左下に決め、チームに追加点をもたらした。こうしてインテルは前半に2点のリードを手にすることができた。
後半が始まると、早く同点ゴールを挙げたいラツィオのプレッシングが激しくなる。48分にはミリンコヴィッチ=サヴィッチがFKから直接インテルゴールを狙うが、これはハンダノヴィッチがしっかりとセーブした。
スパレッティは57分、今季初出場を果たしたジョアン・マリオに代わり、ボルハ・バレロをピッチに送り出す。交代に際し、ジョアン・マリオにはその素晴らしいパフォーマンスに対してインテル・ファンから惜しみない拍手が贈られた。
65分、ポリターノが絶好の位置でチャンスを作るも、同選手のシュートはクロスバー上に飛ぶ。その数分後、今度はラツィオのマルシッチに好機が訪れるが、インテル守護神ハンダノヴィッチがクリアし、コーナーに逃れた。
70分、ボルハ・バレロの絶妙なパスを受け、イカルディがPA内から冷静にシュートを放つ。これがゴール右下に決まり、インテルのリードは3点となる。
点差が広がったにもかかわらず、ラツィオが試合を諦めることはない。しかし途中出場のコレアのシュートはハンダノヴィッチがセーブ。更に同GKは82分、インモービレのシュートも素晴らしい反応で防ぎ、失点を許さない。
ネラッズーリはそのまま4分間のアディショナルタイムも守りきり、0-3で試合終了を迎えた。
次節11月3日(土)は15時(日本時間23時)からサン・シーロでホーム戦が行われる。対戦相手は監督イヴァン・ユリッチとセリエA で今季最多の得点を決めているクリシュトフ・ピアテク擁するジェノアだ。
#ForzaInter!
ラツィオ 0-3 インテル(前半0-2)
得点者:イカルディ(28分、70分)、ブロゾヴィッチ(41分)
ラツィオ:1 ストラコシャ;3 ルイス・フェリペ、33 アチェルビ、26 ラドゥ(78分15 バストス);77 マルシッチ、21 ミリンコヴィッチ=サヴィッチ、16 パローロ、25 バデリ(34分 32 カタルディ)、19 ルリッチ;20 カイセド(69分 11 コレア);17 インモービレ
ベンチ:23 グエリエリ、24 プロト、4 パトリック、5 ルカク、7 ベリシャ、10 ルイス・アルベルト、13 ワラシ、22 カセレス、96 ムルジャ
監督:シモーネ・インザーギ
インテル:1 ハンダノヴィッチ;2 ヴルサリコ、23 ミランダ、37 シュクリニアル、18 アサモア;8 ベシーノ(87分 5 ガリアルディーニ)、77 ブロゾヴィッチ;16 ポリターノ(88分 11 ケイタ)、15 ジョアン・マリオ(57分 20 ボルハ・バレロ)、44 ペリシッチ;9 イカルディ
ベンチ:27 パデッリ、6 デ・フライ、10 ラウタロ、13 ラノッキア、29 ダルベルト、33 ダンブロージオ、87 カンドレーヴァ
監督:ルチアーノ・スパレッティ
イエローカード:ブロゾヴィッチ、アサモア、インモービレ、ラドゥ、ヴルサリコ、カタルディ
アディショナルタイム:1+4分
主審:イラッティ
副審:ヴオト、マンガネッリ
第4審判:マンガニエッロ
VAR:ロッキ、アラッシオ
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