スパレッティ「我々は本当に強いチームになれることを示してきた」

 ウディネーゼ対インテル戦前の記者会見にて、インテル監督は「土曜日の試合の影響はないが、この試合によって我々は更に強くならなければならない。我々は3試合全部に勝つ必要がある」と述べた。

 アッピアーノ・ジェンティーレ発 – 今週末のウディネーゼ戦は、監督ルチアーノ・スパレッティ率いるインテルにとって今季最後から2番目のアウェイ戦となる。スタディオ・フリウーリで行われる試合開始時刻は現地時間12時30分(日本時間19時30分)だ。「これから待ち受ける状況を自覚しなければならない。全て我々にかかっているし、前節からネガティブな影響を受けることなく、今後の試合で更に強くなるためにその経験を活かさなければならない。残り3試合全部に勝利できればチャンピオンズリーグに出場できる。我々はそのように考えなければならない。インテル対ユヴェントス戦で起こったことについて話すつもりはない、既に終わったことだ。試合に関しては、私はもう一度映像を見たが。分析すべき多くの点があった。我々は成長し、本当に強いチームになれることを示してきた。この強さはしかし、何があっても変わることはない。これは我々にとって、特別な原因もなく普通の状態であるべきだ」

 ダンブロージオが起用できないため、ウディネーゼ戦にはサントンかダルベルトが先発することになるだろう。「既に決めているが、時には試合の前に考えが変わることもある。ダヴィデへの批判は好きではない、あの結果になったのは彼の責任ではない。土曜日の試合のディテールを分析すれば、考慮すべき点はたくさんある。たった1つのエピソードだけ取り出すべきではない。犯人探しは相対的なことだ」

 ネラッズーリ監督はその後、リーグ上位との差を縮めるために必要なものは何かと聞かれ、以下のように答えた。「我々は今シーズン、上位のチームに苦戦を強いた。我々は進歩したが、次のステップに進むためにはもちろんそれを実践する必要がある。チームはそのプレーに関しても、そして精神的にも成長した。そうでなければ、10人になったにもかかわらず1時間もあのようなプレーはできなかっただろう。今後の進め方次第で、我々は最終的に他のチームとの差を埋めることができる」

 「イカルディの涙について?あのリアクションを見なくても、試合終了のホイッスルが鳴った後の感情は理解できるものだ。我々は彼らと共に働いてきたし、彼らはそれが何かわかる。彼らはチームとファンのために最高の選手でありたいと思っている。彼らは真剣でプロフェッショナルだし、インテルにとって重要な価値を持っている。この1週間は我々にとって厳しいものだったが、我々は勇敢でなければならないし、今後の試合に影響を持ち越してはならない。なぜなら今重要なのは明日の試合だからだ」

 その後、個々の選手に関するいくつかの質問が続いた。「ラフィーニャ?彼は我々にとって大いに助けになっている。インテルに加入した当時、彼が身体的な問題を克服するために我々が彼を助けたようにね。現在の彼は他の選手と同等のレベルに戻り、そのクオリティーと価値を示している。ブロゾヴィッチ?彼の足はコンパスのように精確だ。そのポジションからどのようにチームを指揮すべきかわかっている。他の選手と同様に、彼は重要な選手だ。全体的に我々は良い結果を手にした。誰もハッピーでない時期もあったが、このように続けていけば、ここ数シーズンで我々よりも少し上にいたチームに確実に追いつくことができる」

 更にスパレッティは、インテル対ユヴェントス戦に関するマッシモ・モラッティのコメントについての質問を受けた。「我々の元会長の発言に同意するよ。このような試合の後では、インテル・ファンが更に多くなるだろう。彼の考えには高いクオリティーがある。彼の経験の賜物だ。我々はこのパフォーマンスから学び、成長し続けなければならない。チームはその強いキャラクターを示したが、それはパフォーマンスと密接に関係するし、そのパフォーマンスには選手の考え方が現れる。最終的な順位は我々に、我々が取りこぼしたものを再び手に入れるチャンスを与えてくれる」

 記者会見の終わりは、本日蘇寧トレーニングセンターで公式に開催が発表されたウィナーズカップのために時間が割かれた。ウィナーズカップはイタリアの若い腫瘍患者のためのサッカートーナメントだ。スパレッティは「スポーツが愛を伝えることを示す素晴らしい方法だ。少なくとも1試合に招待されることを願っているよ」と笑顔を見せたスパレッティは、「サッカーの価値は重要であり、このトーナメントはそうあるべきという精神を表している。このトーナメントに貢献し、このようなイニシアチブの発展を可能にした全ての人々を祝福する」と語った。


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