ジェノア 2-0 インテル:ネラッズーリはアウェイの地で敗北

 ラノッキアのオウンゴールと元インテル選手パンデフのゴールで、ネラッズーリは今季3敗目を喫した。

 ジェノア発 - スタディオ・フェッラリースに乗り込んだルチアーノ・スパレッティ率いるインテルだったが、ジェノア相手に2失点を許して今季3敗目を喫した。試合はラノッキアの不運なオウンゴールと元インテル選手ゴラン・パンデフのゴールで勝敗が決した。インテルは今季25節を終えて勝点48である。

 キックオフからジェノアがやや優勢に試合を進め、最初のチャンスを作る。右サイドをドリブルで抜け出したパンデフがボックス内でシュートするが、サミル・ハンダノヴィッチが足でセーブ(9分)。その2分後、右サイドからパンデフがアーリークロスをゴール前に送る。ハンダノヴィッチの前でワンバウンドしたボールはゴールバーに直撃したが、インテル守護神が跳ね返ったボールをキャッチした。インテルも19分にゴールチャンスを得る。左サイドをドリブルで突破したアントニオ・カンドレーヴァがゴール前にセンタリング。ボールの落下点にいたヤン・カラモウが右足でダイレクトボレーシュートを放つも、ボールはゴール右に外れた。前半残り15分を切り、カンドレーヴァがボックス内で強烈なシュートを放ったがジェノアGKペリンが好セーブでCKに逃れた。このままハーフタイムを迎えると思われたが、前半終了直前に不運な形でインテルが失点する。左サイドから来たクロスをミラン・シュクリニアルがクリア。しかしそのボールがアンドレア・ラノッキアに当たってネットを揺らし、ファーストハーフはそのまま終わりを迎えた。

 後半開始から同点弾を狙うインテルは積極的に前線で攻撃を仕掛けようとするが、ジェノア守備を攻略できずにいた。一方でジェノアは引いて守りカウンター攻撃で追加点を狙う。そして59分、カウンター攻撃で得たCKからホームチームがリードを広げることに成功する。右CKから流れたボールをラクサルトが左足でシュートを放つ。そのシュートコースにいたパンデフがボールを止めて左足を振り抜きゴール右隅に決めた。厳しい状況に陥ったネラッズーリはカンドレーヴァ(63分)、カラモウ(71分)、途中出場のラフィーニャ(76分)がミドルシュートで得点を狙うが、ネットを揺らすことができない。ジェノアも途中出場のラパドゥラとズカノヴィッチがインテルゴールを襲うが、得点とはならず。88分、ジェノアのボックス内でピナモンティとカラモウがゴールを狙ったがジェノア守備陣に抑えられた。後半アディショナルタイムにはジョアン・カンセロのクロスからダンブロージオがゴール前でチャンスを迎えるも、GKペリンがシュートをキャッチ。そして試合終了の笛が鳴り響き、インテルは敵地で勝点を奪えずにミラノへ帰ることになった。

ジェノア 2-0 インテル(前半1-0)
得点者:
ラノッキア(45分、OG)、パンデフ(59分)

ジェノア:1 ペリン;13 ロッセティーニ、2 スポッリ、87 ズカノヴィッチ;20 ロシ、24 ベッサ(40 オメオンガ 56分)、8 ベルトラッチ、88 ヒリェマルク93 ラクサルト;19 パンデフ(22 ラゾヴィッチ 80分)、16 ディ・ガラビノフ(10 ラパドゥラ 77分)
ベンチ: 23 ラマナ、38 ジマ、4 コフィー、17 ヤミク、18 ミリオーレ、30 ルゴーニ、32 ペレイラ、45 メデイロス
監督:デヴィッド・ヴァラディーニ

インテル:1 ハンダノヴィッチ;7 カンセロ、13 ラノッキア、37 シュクリニアル、33 ダンブロージオ;11 ベシーノ(8 ラフィーニャ 62分)、5 ガリアルディーニ;87 カンドレーヴァ(99 ピナモンティ 77分)、20 ボルハ・バレロ(77 ブロゾヴィッチ 76分)、17 カラモウ; 23 エデル
ベンチ:27 パデッリ、89 ピッサルド、2 リサンドロ・ロペス、21 サントン、29 ダルベルト 、63 エマーズ、98 ロンバルドーニ
監督:ルチアーノ・スパレッティ

イエローカード:ラノッキア
アディショナルタイム:0+4分

主審:ファッブリ
副審:アラッシオ、デ・メオ
4審:ディ・パオロ
VARジャコメッリ、タッソ


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