インテル・プリマヴェーラがイタリア優勝を果たす

 ファノイスデンとピナモンティが前半と後半にそれぞれ1点決め、ステファノ・ヴェッキのチームが2-1でフィオレンティーナを破ってスクデットを獲得した。

 レッジョ・エミリア発 - インテルのU19がクラブ史上8度目となるイタリア・チャンピオンのタイトルを獲得した。

 サッスオーロのマペイ・スタジアムで行われた決勝で、ステファノ・ヴェッキが監督を務めるインテル・プリマヴェーラは2-1でフィオレンティーナに勝利し、2012年以降初めてイタリア・チャンピオンに輝いた。先日優勝したベレッティに続いてプリマヴェーラもタイトルを獲得したことで、クラブのユースアカデミーにとってこれ以上ないほど素晴らしいシーズンとなった。

 インテルは試合序盤から優位にゲームを進め、早い時間帯にいくつかチャンスを作り出す。そして試合開始から18分、リヴァスのCKにセンターバックのファノイスデンが頭で合わせ、ネラッズーリに先制点をもたらす。

 インテルは順当にそのリードを守り、前半を終えた。

 後半が始まると、フィオレンティーナが前半よりも良いプレーを見せ、ディ・グレゴリオが守るインテル・ゴールを何度か脅かす。しかし67分に得点を挙げたのは再びインテルだった。流れるような動きからエンメルスがクロスを上げたところに、ピナモンティが最も高く飛び上がってボールを捉え、ヘディングシュートを決めた。

 しかしフィオレンティーナも自陣深くに退くことなく同点のチャンスを狙い続ける。そしてインテルのゴールの3分後にゴリが好機を演出したものの、点差を縮めることはできなかった。だが試合開始から76分、フィオレンティーナのソッティールがPKを獲得する。センターフォワードの選手は自らペナルティーマークに立ち、ディ・グレゴリオが飛んだのと反対側にボールを蹴り、同点ゴールを決めてフィオレンティーナの希望を繋いだ。

 インテルは失点後、パーフェクトな反応を示す。トップチームと同じように、フィオレンティーナ陣内でボールをキープしてビックチャンスを作り、あと少しで3点目を挙げられるところだった。

 永遠に続くかと思うほど長く感じられた3分間のアディショナルタイム後、ついに審判が試合終了のホイッスルを鳴らし、インテル・プリマヴェーラは2016-17シーズンのイタリア・チャンピオンとなった。これによりインテルのU19 は来シーズンのUEFAユースリーグへの出場権を獲得した。

フィオレンティーナ 1-2 インテル(前半0-1)

得点者:ファノイスデン18分、ピナモンティ67分、ソッティール76分(PK)

フィオレンティーナ:12チェロフォリーニ;5 モスティ、17 イヤネス、4 チュルザノフスキ、29 ピント(3 ラニエリ、46分);27 トロヴァト(14 カーゾ、83分)、8 ディアカテ、10 カストロヴィッリ;26 ペレス、9 ムラカール(18 ゴリ、72分)、7 ソッティール
控え:1 サタリーノ、12 ギドッティ、6 ミリターリ、16 フェリグラ、19 ファイエ、20 マガニッチ、21 マロッツィ、23 ベネデッティ、25 メリ
監督:フェデリコ・グイディ

インテル:1 ディ・グレゴリオ;13 マッティオーリ、5 グラヴィロン、6 ファノイスデン、3 カニャーノ;4 カッラーロ、14 アヴア;18 ローヴェル(7 バカヨコ、58分)、8 エンメルス(10 ダンソ、83分)、22 リヴァス;9 ピナモンティ
控え:12 マンガノ、2 ヴァリエッティ、11 ベルケイル、16 ボッリーニ、17 ブティッチ、19 ロンバルドーニ、20 ムットン、21 デキッチ、23 サラ、24 プッツォール
監督:ステファノ・ヴェッキ

イエローカード:イヤネス20分、ローヴェル43分、ディアカテ63分、カストロヴィッリ73分、カニャーノ82分

アディショナルタイム:1+3分

主審:マルコ・ディ・ベッロ
副審:ファビアーノ・プレティ、ヴァレンティノ・フィオリト
第4審判:ファビオ・シッル


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