クロトーネ対インテル、“初めて”の試合にまつわる物語

 統一リーグになったセリエAで初めてのビックマッチ(1929-30シーズン)など、Opta協力の下、インテルのクラブ史に残るいくつかのゲームを振り返る。

 ミラノ発 – インテルは4月9日(日)に行われる2016-17シーズン第31節、初めてクロトーネのスタディオ・エツィオ・スチーダでの試合に臨む。

 これは、スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァでの前季での対戦に続き、かつてない組み合わせの試合だ。前季の対戦は「初めて」の試合だった。カラブリア州を本拠とするクロトーネにとっては、“カルチョのスカラ座”で臨んだ初めての試合であり、インテルのプリマヴェーラ監督ステファノ・ヴェッキにとってはファーストチーム監督としての初試合となった。この対戦はマウロ・イカルディの2ゴールとイヴァン・ペリシッチの得点により、ネラッズーリが勝利した。

 だが、インテルはカラブリアで試合をした経験ならある。1971年10月17日、インヴェルニッツィはチームを率いて南イタリアのカタンツァーロのスタディオ・コムナーレに乗り込み、ベディンとファッケッティのゴールでホームチームを2-0で下した。28年後、グラニッロで行われた初のレッジーナとのアウェイ戦に臨んだインテルは、アルバロ・レコバの個人技のゴールで勝点3を獲得した。

 インテルは昨シーズン、2チームと初めて顔を合わせた。モデナのスタディオ・ブラリアで行われた2015-16シーズンセリエA第2節カルピ戦でステヴァン・ヨヴェティッチが2ゴールを奪い、一方、フロジノーネ・カルチョ戦(アウェイ)ではブロゾヴィッチ、ムリージョ、イカルディ、ヨヴェティッチがゴールを決めてインテルが勝利した。

 1929-30シーズンを振り返ると、インテルは初のビックマッチを戦っていた。まず、1929年11月10日にACミランと戦い、当時監督アルパット・ヴェイシュ率いるインテルはリーグトップスコアラーのメアッツァが決勝ゴールを奪いって勝利を収めた。続いてユヴェントス戦も同じスコア(2-1)でアンブロジアーナ(インテルの昔の愛称)がトリノのスタディオ・ディ・コルソ・マルシリアで勝点3を獲得した。

 これらの勝利(同シーズンの後季にもう一度勝利)により3度目のリーグタイトルを獲得したこの年は、インテルファンにとって記念すべき年となった。


 English version  Versión Española  Versi Bahasa Indonesia  中文版  Versione Italiana 

tags: チーム
読み込み中