インテル 7-1 アタランタ

 ネラッズーリは12日(日)午後の試合でアタランタを相手に勝利した。イカルディとバネガはハットトリックを達成、ガリアルディーニは古巣を相手にゴールを決めている。

 ミラノ発 – ステファノ・ピオリのインテルは、午後のサン・シーロで行われた試合で驚愕的なパフォーマンスを披露した。チームはセリエAで最高の守備を誇るチームの1つであるアタランタを相手に前半で5ゴールを決めた。

 マウロ・イカルディとエベル・バネガの両選手はこの試合でハットトリックを決めた。イカルディは前半の10分間でハットトリックを達成し、バネガは加えて2アシストを記録。ロベルト・ガリアルディーニは古巣を相手にゴールを奪った。

 試合は激しい攻防戦で幕を開けたが、この試合が一方的な試合展開になるとは誰も予想することはできなかっただろう。レオナルド・スピナツォーラが良いポジションに位置していたヤズミン・クルティッチにパスを送るがジェフリー・コンドグビアが素晴らしいディフェンスでピンチを防ぐ。その後、アレハンドロ・ゴメスがやや距離のある位置から放ったシュートはハンダノヴィッチの指先をかすめる。インテルも幾つかチャンスを作り出す。カンドレーヴァのアーリークロスからペリシッチにチャンスが訪れるが、ペリシッチはシュートを打つことが出来ない。さらに試合時間10分、クリスティアン・アンサルディのシュート性のクロスはアタランタDFを混乱させた。

 前半15分が経過した頃、エリア付近でボールを持ったイカルディをラファエル・トロイがファールで止める。審判はトロイにイエローカードを出したが、アタランタはその代償を受けることとなる。バネガが蹴ったFKは壁に当たり、そのボールに反応したイカルディが冷静にボールをゴールに流し込んだ。このゴールで勢いに乗っ た彼は、この試合でハットトリックを決めている(左足、右足、ヘッド)。

 その7分後、インテルはリードを2点に広げる。イカルデイはゴール前でアルバニア出場のGKエトリット・ベリシャに倒されPKを獲得。インテルの背番号9番は相手GKを嘲笑うようなPKをゴール中央上に決めている。

 この時間帯のインテルは勢いに乗っていた。PKを決めて間もない前半27分にイカルディはハットトリックを達成した。ショート・コーナーを受けたバネガのクロスに反応したイカルディが完璧なタイミングで頭で合わせ、ゴール左隅にシュートを決めている。

 カリアリ戦同様にバネガはアシストだけではなく、前半31分に自らゴールを決めている。右サイドでダニーロ・ダンブロージオのパスを受けたカンドレーヴァが中央にグラウンダーでマイナスのクロスを上げる。そのボールに反応したバネガが左ゴール隅にシュートを決めた。インテル4ゴール目も同様に右サイドからカンドレーヴァがクロスを上げ、バネガが冷静にゴールを決めている。

 アタランタは浮き足立っていたが、前半終了数分前に1点を返すことに成功する。レモ・フロイラーが左サイドからカットインし、約16メートル離れた位置からゴール右隅にカーブのかかったシュートを決めている。このシュートには、ハンダノヴィッチもなす術がなかった。

 その後、レフリーは前半終了の笛を吹いた。インテルは歓喜し、アタランタは精神的に疲れきった状態でハーフタイムを迎えた。

 後半はテンポを欠いた試合展開となる。前半に大量失点を許したアタランタは精神的に追いやられ、インテルは次の試合に向けて体力を温存し始めたように見えた。しかし、インテルはバネガのパスを受けたガリアルディーニが、インテルでの2ゴール目を決めている。

 その後の67分、イカルディがエリア外ゴール正面の位置でファールを受ける。このFKをバネガがゴール右隅下に沈めハットトリックを達成した。

 大量リードをしていたため、ピオリはこの試合のキープレーヤーであったイカルディとバネガをベンチに下げる。両選手はピッチを離れる際に、サン・シーロに駆けつけた6万人ものファンから大喝采を浴びた。

 素晴らしいパフォーマンスを見せたネラッズーリ、今シーズンの目標を達成するために完璧な形で試合を終えている。

インテル 7-1 アタランタ(前半5-1
得点者:イカルディ(17分、24分(PK)、27分)、バネガ(31分、34分、68分)、フロイラー(42分)、ガリアルディーニ(52分)

インテル: 1 ハンダノヴィッチ;33 ダンブロージオ、17 メデル、25 ミランダ、15 アンサルディ;5 ガリアルディーニ、7 コンドグビア;87 カンドレーヴァ、19 バネガ(5 ジョアン・マリオ 70分)、44ぺリシッチ(23 エデル 82分);9 イカルディ(8 パラシオ 76分)
控え: 30 カリーソ、2 アンドレオーリ、11 ビアビアニー、20 セインズベリー、21 サントン、24 ムリージョ、55 長友、77 ブロゾヴィッチ、96 バルボーサ
監督: ステファノ・ピオリ

アタランタ: 1 ベリシャ;3 トロイ、13 カルダーラ、6 ズカノヴィッチ;24 コンティ、19 ケッシエ(95 バストーニ 60分)、11 フロイラー、37スピナツォーラ(7 ダレッサンドロ 69分);27 クルティッチ;29 ペタリャ、10 ゴメス(87 ムニエ 60分)
控え: 91 ゴッリーニ、31 ロッシ、4 クリスタンテ、25 コンコ、33 ハテボエル、43 パロスキ、52 カベザス、77 ライモンディ、88 グラッシィ
監督: ジャン・ピエロ・ガスペリーニ

イエローカード:トロイ(16分)、ベリシャ(23分)、イカルディ(28分)、アンサルディ(61分)、クルティッチ(72分)、ガリアルディーニ(75分)
アディショナルタイム:0+0分

主審:イラッティ
副審:ディ・リベラトーレ、カルボーネ
4審判:ランゲッティ
追加審判:ルッソ、アウレリアーノ


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