ミラノ発 – インテルは12日(日)午後、エデルのゴール(前半)とカンドレーヴァのゴール(後半)で良く組織され、スピリットのあるエンポリに勝利した。しかし、エンポリGKウカシュ・スコルプスキの素晴らしいセーブが無ければ、両チームの得点差は更に開いていただろう。
インテルはイカルディとペリシッチを失場停止処分で欠いたが、彼らの代わりに出場したパラシオとエデルの両選手が得点に絡み、インテル選手層の厚さを見せた
インテルは素晴らしい立ち上がりを見せた。右サイドのダンブロージオとカンドレーヴァは良いクロスを上げ、相手の脅威になっていた。しかし、インテルは相手GKのスコルプスキが素晴らしいプレーでリードを奪うことが出来ない。前半9分、パラシオがヘッドで合わせたボールはゴールのトップ・コーナーへ飛んでいったがスコルプスキにセーブされてしまう。その後も彼は、多くの素晴らしいセーブを見せ続ける。
しかし、ファンはゴールが決まるは時間の問題であると感じていただろう。そして、待望の先制点をファンが目撃する。カンドレーヴァがニアに上げたクロスは相手DFに当たり、そのボールに素晴らしいタイミングで反応したパラシオが彼よりも大きいDFを相手に競り勝ち、ボールを頭でファーポストに送る。そのボールにエデルが反応し、彼はボールを胸でゴールに押し込んだ。
試合はインテルが支配していたが、トスカーナのチームは時にインテルの脅威となるプレーをみせていた。25分、エル・カドゥリがインテルのペナルティーエリアを目視した後に蹴ったクロスボールがゴールに飛んでいくが、幸運にもハンダノヴィッチが落ち着いて対応する。
5分後、ガリアルディーニにインテルでの初ゴールを決めるチャンスが訪れた。完璧に試合をコントロールしていたインテルが攻撃を仕掛ける。グラウンダーのクロスに、ペナルティーエリア内でガリアルディーニが合わせるが、スコルプスキのセーブに遭い、ボールはゴール上へと外れてしまった
後半も前半と同じように、インテルが試合をコントロールし、エンポリがカウンターでゴールを狙う試合展開となった。51分、エデルがエリア内にボールを送り、ガリアルディーニがボレーで合わせるもシュートはゴール上に外れた。
53分にエンポリに大きなチャンスが訪れる。クルニッチがワン・ツーでエリア内に抜け出した。しかし、ボールは流れてしまい、ハンダノヴィッチと至近距離のシーンだったが、放ったシュートはインテルGKがセーブ。その1分後、エデルのクロスにカンドレーヴァがボレーで合わせインテルが追加点を決める。
このゴールによってインテルは守備を固め、エンポリは諦めずに試合に挑んだが、試合のペースはスローダウンした。その後、両チームに幾つかの選手交代を行い試合の活性化を図った。インテルは今日の試合でも良いプレーを見せていたパラシオに変えて、バルボーサを投入。その後、エデルを下げ、ピナモンティがセリエAデビューを果たした。
この途中出場した2人はインテルにチャンスをもたらしている。ピナモンティがジョアン・マリオにパスを送り、このボールをジョアン・マリオが横に開いていたバルボーサにパス。しかしバルボーサが放ったシュートは僅かにゴール横に外れた。その後、このブラジル人はガリアルディーニからのコーナーキックに頭で合わせるがスコルプスキにセーブされてしまう。彼にとってはついていない午後となってしまった。
インテルは3点目を決めるために相手に圧力をかける。ミランダが放ったヘディング・シュートはゴール数メートル前で相手に防がれる。その4分後ドメニカ・セリ主審は試合終了の笛を吹いた。
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