ピオリ「改善の余地がたくさんある」

 「順位を上げるためには、努力を続ける必要がある。正しい姿勢を見せることができれば、どんな相手でも倒せるだけのポテンシャルはある」

 アッピアーノ・ジェンティーレ発 - 2016年は良い形で締めくくることができた。公式4連勝(セリエA3試合、EL1試合)を記録し、失点もわずか1に抑えることができた。

 インテルの監督に就任してから約2ヶ月が過ぎた。監督が、Inter Channel のインタビューでこの2ヶ月を振り返った。

 「何年もインテルのファンだった。そして現役時代は敵として対戦した。今は監督としてここで積極的に経験を積んでいる」

 「シーズン途中でチームを引き継ぐということは、つまり結果が良くなかったということだ。だから安定した環境を見つけるのは難しい。2倍の速さで物事をこなす必要がある。チームは明確で効果的なアイディアを必要としている。このことが、現在我々が取り組んでいる課題だ」

 「クラブがコンタクトを取ってきた時は、ニューヨークにいたが、良いニュースだと思ったよ。人生では、物事が適切なタイミングで起きることがある。そしてこのチャンスは私のキャリアにとっても完璧なステップだと思っている。今まで築き上げてきた経験から準備ができていると思っている。だからこの話を聞いて喜んだよ。でも同時に大きな責任も伴う仕事だ。インテルには情熱的なファンがたくさんいるからね。スタッフと私は、最大限のプロ意識と誇りを持ってこの仕事をこなしている」

 ピオリは、コーチ陣についてより詳細に語った。

 「私は1999年、ボローニャのユースアカデミーで監督としてのキャリアをスタートさせた。マッテオ・オスティは、当時そこでフィットネスコーチをしていた。それから、来るべき機会に向けて、徐々にチームを構成し始めた。ジャコモ・ムレッリは、高い技術を持ったプロフェッショナルであり、友人でもある。ダヴィデ・ルカレッリ、フランチェスコ・ペロンディも同様だ。そしてニューカマーのワルテル・サムエルは、我々に見事に適応し、大きな力となっている。信頼できるメンバーと働けていることはきわめて重要だ。可能な限り最善の方法で選手がプレーできる環境が整っている」

 2017年を見据え、ピオリ監督はこのように付け加えた。「チームに改善の余地があることは疑いようのない事実だ。そして冬の移籍も我々にとって重要な要素だ。現在のような日々のハードワークを維持し、プロフェッショナルな振る舞いを続けることができれば、どんな相手とも対等に渡りあえるだろう」

 「勝利が自信を育てる。そして1月は我々にとって大事な1ヶ月になるだろう。我々は、マルベーリャで調整を行う。いくらか追い上げることができたが、順位をさらに上げるためには、努力を続ける必要がある。本当に信じることができた場合のみ、ピッチ上で全てを捧げることが可能となる」

 「全ての試合がチャンスだ。調子が良ければどんな相手も怖くない。メンタルを正しい状態に維持できれば長期的にもうまくいく」

 監督は最後にファンへのメッセージでインタビューを締めくくった。「皆さんにとって2017年が、幸福と成功に溢れた素晴らしい1年になることを願っています」


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