インテル 2-0 ジェノア

 日曜日夜にスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで行われたジェノア戦にて、前・後半で1点ずつ記録されたブロゾヴィッチのゴールが、ステファノ・ピオリ率いるインテルに順当な勝利をもたらした。

 ミラノ発 - インテルは日曜日夜、マルセロ・ブロゾヴィッチが前・後半にそれぞれ1点ずつ挙げたゴールにより、ジェノア相手に勝点3を獲得した。

 対戦相手のジェノアは規律正しく、コンパクトで固い守備を誇り、更に幾度かサミル・ハンダノヴィッチの守るインテル・ゴールに襲い掛かる。しかしより質の高いパフォーマンスを見せたインテルが、チャンスを逃すことなく得点に繋げ、2-0の勝利を手に入れた。

 すべての大会通してホームで連続6勝目を挙げるために、ネラッズーリがサン・シーロに戻って来た。ステファノ・ピオリはイヴァン・ユリッチ監督のジェノアに対し、ロドリゴ・パラシオ、マウロ・イカルディ、そしてエデルの3人を前線に据えた。

 霧に包まれたスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで行われた試合は、両チームとも注意深く相手を窺う出だしとなった。より多くボールをコントロールするインテルに対し、ゲストのジェノアは自陣深くに引き、ジョヴァンニ・シメオネによるカウンターを狙う。

 この日最初のチャンスを得たのはジェノアだ。19分、ダルコ・ラゾヴィッチがボックス内に切り込み、ハンダノヴィッチを制してシュートを放つが、幸運にもその動きを読んだダニーロ・ダンブロージオがクリアする。するとインテルがすぐにピッチの反対側へと攻め入り、好機を演出する。しかしアントニオ・カンドレーヴァはシュート直前にエセキエル・ムニョスに体制を崩されてしまう。

 そして38分、イカルディのシュートが相手DFに当たってインテルがCKを獲得する。そのCKからボックス角のブロゾヴィッチがボレーシュートをゴール隅に突き刺し、チームに先制点をもたらした。

 ネラッズーリがこの1点のリードを保ったまま、前半は終了する。するとピオリは選手交代を指示し、後半からエデルに代わりフェリペ・メロをピッチに送りだした。

 だが後半はジェノアが良い形で試合に入り、同点に追い付こうとハンダノヴィッチの守るインテル・ゴールに次々と襲いかかる。

 67分には、長友佑都に競り勝ったラゾヴィッチがボックスに入り込み、チームメイトへとマイナスのパスを送る。しかしシメオネもニコ・ニンコヴィッチもそれに合わせることができず、ジェノアはチャンスをふいにする。

 そしてそれは、ジェノアにとって大変な痛手となった。それというのも、その2分後にはネラッズーリが追加点を挙げ、リードを2点に広げたからだ。ジョアン・マリオがエリア内に向けてクロスを挙げ、それを受けたブロゾヴィッチが相手GKとの1対1を制して見事ゴールを決めた。

 その後もインテルは引いて守りに入ることなく、3ゴール目を狙う。残念ながらそれは実現できなかったが、試合はそのまま2-0で終了し、順当な勝点3を獲得することになった。

インテル 2-0 ジェノア (前半:1-0)

得点者:ブロゾヴィッチ(38分、69分)

インテル:1 ハンダノヴィッチ;33 ダンブロージオ、25 ミランダ、24 ムリージョ、55 長友;87 カンドレーヴァ、77 ブロゾヴィッチ、6 ジョアン・マリオ(19 バネガ、87分)、23 エデル(5 メロ、46分);8 パラシオ(44 ペリシッチ、57分)、9 イカルディ
控え:30 カリーソ、2 アンドレオッリ、7 コンドグビア、10 ヨヴェティッチ、11 ビアビアニー、13 ラノッキア、94 ヤオ、95 ミアンゲ、96 バルボーサ
監督:ステファノ・ピオリ

ジェノア:1 ペリン;5 イッツォ、8 ブルディッソ、24 ムニョス;22 ラゾヴィッチ、88 リンコン、44 ヴェローゾ、93 ラクサール(2 エデニウソン、85分);30 リゴーニ(27 パンデフ、79分)、9 シメオネ、11 オカンポス(99 ニンコヴィッチ、56分)
控え:23 ラマンナ、38 ジマ、3 ジェンティレッティ、4 コフィ、10 ヌトシャム、13 ガクペ、14 ビラスキ、28 ブリーヴィオ、29 フィアモッツィ
監督:イヴァン・ユリッチ

イエローカード:オカンポス(24分)、ヴェローゾ(28分)、ムリージョ(52分)
アディショナルタイム:1+3分

主審:パオロ・ヴァレリ
副審:サルヴァトーレ・ロンゴ、セルジオ・ランゲッティ
第4審:ファビアーノ・プレティ
追加副審:ルカ・パイエット、ジャンルカ・マンガニエッロ


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