デ・ブール「全ての点において改善するようハードワークしている」

 土曜日の記者会見での指揮官のコメント。「ガビゴルは高い能力を有している。そして、中盤はチームの心臓だ」

 アッピアーノ・ジェンティーレ発 - フランク・デ・ブール監督が24日(土)、アンジェロ・モラッティ・スポーツセンターで日曜日に控えるインテル対ボローニャ戦に向けての記者会見に出席した。

 最初に、報道陣が推測した、過密日程による選手たちの疲労蓄積への懸念を、デ・ブールは一蹴した。「試合数が多いことは問題にならない。3週間ハードな日々が続き、肉体的にも精神的にも疲れが溜まっていたため、選手たちには昨日オフを与えた。私にとって非常に重要な家族と過ごす時間を、彼らにも与えたかった」

 そして同監督は、木曜日に会見で自己紹介を済ましたガビゴルのデビュー時期について言及。「ガビゴルには時間をかけてチームに溶け込んでほしいと思っている。彼はまだ、チームのプレースタイルを学ばなければならない。能力の高さはトレーニングでも確認した。だが、時間をとらなければならない。ドリブルは素晴らしい技術を持っているし、ゴールも決められ、視野も広い。これら全てが揃っている選手はなかなかいない」

 現在リーグで3連勝中のインテルだが、フォーメーションの特定の部位を特に取り上げてコメントした。「最近の試合では、我々のアプローチの仕方が非常にキーとなっていた。中盤の選手はチームにとっての心臓で、明らかに重要な存在。中盤の形は定期的に変更しているが、大事なのは、彼らが攻撃と守備のどちらもサポートするということ」

 デ・ブールは続いて、誰にでも出場のチャンスはあり、選択肢が多すぎるという悩みは喜んで受け入れると主張。「どんな監督にとってもタフな作業だ。トッププレーヤーがたくさんいるのに、11人しか選ぶことができない。私は選手とたくさん会話をする。メンバーは25人で、そこからベストメンバーを選出するのが監督の仕事だと理解している。だから、選手たちもその状況で生き抜かなければならない。ヨヴェティッチはフォワードの後ろでコントロールできる選手。彼はしっかりトレーニングに励んでいるし、常に出場の準備ができている。アンサルディはまだ90分間プレーしていないが、明日の試合で部分的に出場する準備は整っている。イカルディは我々のキャプテンだ。彼はチーム全体の良きお手本となっている」

 そして、サイドバックに誰を起用するかというテーマについては、まだもう少し悩む時間が必要なようだ。「我々は常に成長を目指しているし、サイドの選手たちのプレーを嬉しく思っている。すでに言ったように、重要なのは選手のトレーニングへの姿勢だ。監督が新しいクラブに就任した場合、誰もが彼から特別な何かを期待する。私は2週間で全てを変えることはできなかったが、日々進化は続けている。ブロゾヴィッチは明日の試合ではメンバー入りしない」

 デ・ブールは最後に、「問題についてディスカッションはしたくない。どのチームが優勝候補かは分かっているし、我々は自分たちの目標をしっかりと見据えている。我々は全試合に勝利したい。ハードワークすることでしか、成功は手にできない。ただし、スクデットのことを考えてはダメだ。明日のチームについて話したくない。トレーニングを終えてから、選手たちは誰が先発するのかを知ることになる」


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